世界の海からこんにちは


現地からの最新情報
メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Socorro Islands -MAR 10, 2015 DEPARTURE その1
2015.04.22


10/MAR to 19/Marトリップレポートです。

今回は、ロシア人ダイバーさん、イタリア人ダイバーさん御一行のトリップに行ってまいりした。


12/MAR ダイビング初日(サン・ベネディクト島)
レビヤヒヘド(ソコロ諸島)で最も本土に近い島であるサン・ベネディクト島にやってまいりました。 本日は、チームWHALE担当させていただきます。


1本目:ラス・クアビタス
水温26度 透明度20m
水温随分と温かいです、ありがたや〜。 今回は普段あまり向かわない砂地エリアに手始めに足を伸ばしてみました。 到るところにダイヤモンドスティングレイが骨を休めていますし、時々に赤ちゃんシルバーチップやホワイトチップが寄ってきます。 そして、ゴロタに移動していくと、ジャイアントマンタ1枚が出番とばかりに堂々と登場。 そして岩場の隙間にはロブスター、ロブスター、ロブスター。 
ちょくちょくとイルカの鳴き声は聞こえたのですが、姿を確認することは出来ませんでした。



2本目:エル・キャニオン
水温25度 透明度20m
棚上の砂地にある中間の立て根でEN。 ドロップオフの稜線に向かう途中で早くもハンマー。 キャニオンで遭遇するハンマーは、ほんと体が大きくて迫力があります。 ハンマー2個体見た後に、ダイバーさん一人が左耳だけ耳抜きができないとの報告あり。 みんな揃って水深を上げながら、耳抜きを試みてもらいましたが、7mまで上がってみても難しいとの事。 そこで無理せずそのまま安全停止からディンギーに上がってもらう事にしました。 その後残ったダイバーさんでブルーウォーターにはなりましたがドリフトを続けました。 水温の低いエリアに当たり、ハンマー期待しましたが、見つけきれませんでした。 ただ、その後ブラックマンタとシルキーシャークがカップルで遊びに来てくれたので、救われました。
EX後、ザトウクジラが急接近!! 泳ぎはじめた時には、ボディ確認できましたが、それも一瞬で終わってしまいました。 潜るの早すぎ〜!!!


3本目:エル・キャニオン
水温25度 透明度20m
流れは強まってましたので、東棚のマンタロックからEN。 ドロップオフづたいに、棚先に向かっていくと、まずマンタ1枚。
リサーチブイのある近くでハンマーヘッドシャーク1個体。 やっぱり大きいっ!
その後、ザトウクジラの鳴き声の聞こえる方を探るようにドリフトしましたが、見れたのはハンマー1個体だけでした。
そ・の・か・わ・り、ディンギーに上がると、ザトウクジラがやはり急接近。 そのままシュノーケリングでホエールスイムにチャレンジ。
5秒間くらいだけでしたが、ホエールスイム成功しました。



4本目:エル・キャニオン
水温25度 透明度13m
引き続きマンタロックEN。 透明度そのものは悪いわけではないのですが、夕暮れで光の差し込みに角度が付いてるせいか、白く濁ってきているような印象でした。 他のマリンライフの動向を見ながら、ドロップオフでのハンマー狙いのポジションを決めかねていました。  移動中にはブラックマンタがこんにちわ。 その後、ロレンソグループがホットスポットで根待ちしていましたので、その手前で構えてましたが、 なかなか姿を現してくれません。 ドロップオフ沖の中層にうっすらとギンガメの姿が見え隠れしていたので、潮上に、ちょっと勝負しにブルーウォータードリフト開始しましたところ、7頭のでかハンマーの小編隊がありました。 元気に頭を振りながらグングンと近づいてきてくれます。 そのうち2頭が最短距離1mまで来た時には、ダイバーさん食べられるんじゃないかと期待、、、もとい、心配しました。 その後は流れに乗りながらザトウクジラの鳴き声も聞こえるので、南沖を中層ドリフト。 ザトウクジラは出会えませんでしたが、ジャイアントマンタが2枚、ランデブー? 求愛のような行動を繰り返し披露してくれました。 いかにも、ソコロらしいダイビングが出来ました!


13/MAR ダイビング2日目(サン・ベネディクト島)
クルーズの人気不動ポイントのエル・ボイラーで終日ダイビングを楽しむ予定です。 朝一のドルフィン来訪や何枚にも及ぶマンタの競演、ハンマーの群れ。 おのずと今回も期待は高まります。 本日は、チームMANTA担当させていただきます。

1本目:エル・ボイラー
水温25度 透明度30m
ENした瞬間、30mオーバーの砂地がはっきりと見えるくらい透明度が良く、それだけで気分はハイになりますね! 流れは当たってるものの、このポイントは、潮陰にグルリと周り込みさえすれば、あまり神経質にならなくて済むポイント。 流れが当たっている分、ギンガメの巣窟のようになっていました。 魚影の良い雰囲気のところで少し根待ちしていると、サメちゃんが見えてきました。 あ、あれはガラパゴスシャークでしょうね。。。。ん、待てよー、体に縞模様があるぞー、ハイ、タイガーシャークでしたぁ! 大きさは2m半くらいで、スモールサイズですが、虎ちゃんには変わりありません! そして、潮陰に回り込むと、マンタ、マンタ、マンタ、マンタ、マンタ、マンタ、6枚がウヨウヨ、うろうろしてダイバーを待ち構えてました。 そんな中、「キューイ、キューイ」と今度はイルカが鳴き声とともに降りてきます。 ちょっと忙しすぎます。 順番に少しづつ出てきて欲しいものです。 このイルカさん達、あまり深場には誘導しないまま、20m過ぎくらいのままで、沢山遊んでくれました。 その後もEXまでマンタ6枚が、バブルマッサージにダイバーに寄ってきてくれました。 本日も良いスタートが切れました。 っていうか良すぎるスタートで、2本目以降が物足りなく感じちゃうかも?


video by Alexandra



2本目:エル・ボイラー
水温25度 透明度30m
今回もあまり攻めずに、岩壁でまったりダイビングの予定でEN。 マンタ2枚は、もうENするのを待ち構えてやんの。 岩壁の西でも北でも東でも南でも、僕らダイバーのいるところに集まってきてくれました。 今回もイルカ4頭が降りてきてくれました。 その後は北壁でチームMNATAでグループPhoto。 そしてマンタと一緒の記念写真の大会になりました。 あー、可愛いったらありゃーしない!!


video by Alexandra


3本目:エル・ボイラー
水温26度 透明度30m
流れは完全に止まっていてくれました。 もちろんその分、魚影は薄くなっているのですが、マンタには全く関係しないようで、相変わらず6枚がひっきりなしに寄ってきます。 流れがないことと、ザトウクジラの鳴き声は近くなっていたので、北壁から、そのまま北に中層ドリフトをしてみましたところ、今回もザトウクジラの胸ビレから見え始め、全体像を確認できました。 海の中では声の方角を定めるのは難しいのですが、不可能ではありません。 ただ、姿を確認出来てからの詰め方が急ぎすぎたのか、その一瞬で終わってしまい、その分、一緒のグループの皆さんにも確認していただくことが出来ませんでした。 これが課題ですね!


video by Alexandra


4本目:エル・ボイラー
水温25度 透明度25m
流れは弱いまま。 ただ、マンタの数が減ってきましたね。 そこで、沖の雰囲気を見ながら、ハンマー他も対象に入れながらのポジショニング。 マンタは懐くように動いてくれます。 その後、再びザトウクジラの鳴き声が大きくなってきたので、了承を得て、岩壁戻らずのドリフトにチャレンジ。 あ、影が見えたぞっ、と勇んで泳いでいくとマンタだったりで、何回かスカされながらも泳ぎ続けます。 安全停止の最後、鳴き声が止んだと思った瞬間、見上げると水面に大きな大きな影と白い物体が!!!!! やったぁー!!!と思いきや、これロシオデルマールという他のダイビングクルーズ船でした(白い胸びれだと思ったのは、水面まで引き上げられたアンカーでした!) いやー、ある意味ビックリ。


video by Alexandra


また、EX中には、タイガーシャークが水面休息中の鳥を狙う?シーンも!

video by Alexandra








※今回の写真はお客様から御借りしました。
Muchas Gracias!!! Amiga!!!


報告者 ロレンソ、ミカ、ルイ



記事一覧を見る→

執筆者
赤川 紫珠子

メキシコ・ラパス

メニュー
現地からの最新情報
執筆者の紹介
ダイビングツアーのご紹介
主宰者について
お問い合わせ・ご相談
・・・・・・・・



(C)CLUB AZUL