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メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Socorro Islands -MAR 21, 2015 DEPARTURE その4
2015.05.25



27/MAR ダイビング5日目(ソコロ島&サン・ベネディクト島)
ネイビーチェックを受けるため、ソコロ島にやってまいりました。 本日は、チームMANTA担当させていただきます。


1本目:カボ・ピアース
水温25度 透明度20m
まずは水面も穏やかなので、EN場所をちょっと変えてもらいました。 EN直後から、ザトウクジラの鳴き声が響いてきます。 シンガーは西側にいる模様で、その対象相手との遭遇に期待です。 稜線に添いつつも西側中層をドリフトし、ハンマー、ザトウ両睨み。 リサーチブイ周りで粘っていると、小さいハンマーが1匹だけ、ちょろちょろちょろっと逃げるようにいましたが、その先にも群れは居らず。 稜線の東側のドロップオフもハンマーチェックしましたが、見つけられません。 また、ザトウクジラの鳴き声が大きくなってきましたので、再び西側ドロップオフをドリフト。 ドリフト開始したところで、キューイキューイとイルカの鳴き声。 すぐに5頭が降りてきて遊んでくれました。 その後も、もう泳がなくて良いくらいザトウクジラの鳴き声が近くに聞こえたところで、私だけ水深を落としてみましたが、水底付近にもザトウクジラを見つけ出すことができませんでした。 最後にソディアックに昇っている最中にイルカが再登場してくれました。








2本目:カボ・ピアース
水温25度 透明度5m
遥々ソコロまで来て、味噌汁ダイビングとなってしまいました。 濁りのあるところとマシなところの境界線が、流れの有無の境界線でもありましたので、そこで粘っていたのですが、粘ったところで何も見せれないと判断しました。 そのまま流れに任せてドリフトに切り替えましたが、流れの先も透明度悪いまま。 いたずらに窒素貯めてもプラスにならないので、皆さんの了承をいただいて、早めにそのままEXさせてもらいました。 
本日は、3本潜ってからネイビーチェックを受ける予定でしたが、2本目の海のコンディションから、ネイビーにチェック不要の了承をいただいた上で、予定を大きく変えて、サン・ベネディクト島に向かい、夕方になりますがエル・キャニオンで3本目を迎える事にいたしました。


3本目:エル・キャニオン
水温25度 透明度3m−15m
表層からとても白く濁っていて、いつものENポイントであるマンタロックをなかなか目視出来ません。 ただ、幸いな事に、その間にザトウクジラが間近の水面にやってきました。 予定変更! ザトウクジラを待って、その近くで静かに入水エントリー。 すぐに白く濁っている水域に入ってしまった為、一瞬でしたがザトウクジラの母娘を確認することができました。 どうやら、うねりが強い為、棚上の砂地を巻き上げてる事で白濁になってしまっているようです。 そのコンディションを説明した上で、ダイビング続行。 砂地からリーフに移動すると水深25m付近は透明度はマシになります。 流れは弱かった為、西棚のブイ周りにも中間の立ち根にも東棚のブイ周りまで移動し、ハンマーを探しましたが、残念ながら見つけられませんでしたが、白濁の水域の上の表層、水深5mまで上がると、透明度が良くなり、白濁の水域はまるで雲の様。 ギンガメアジの群れがまるで空を飛んでるように綺麗に群れてくれていました。



28/MAR ダイビング6日目(サン・ベネディクト島)
ダイビング最終日。 昨日のエル・キャニオンは、うねりの影響で白濁な透明度でしたので、朝からエル・ボイラーに移動して4本潜ることにいたしました。 本日は、チームSHARK担当させていただきます。

1本目:エル・ボイラー
水温26度 透明度40m
うねりと流れの方向のコンビネーションの悪さの可能性を心配してましたが、いざポイント到達してみますと、懸念で終わりました。 うねりはあるもののレギュラーサイズ。 流れも弱く、快適に潜れそうです。 案の定ENしてみると、コンディション良好、透明度? 絶好調! マンタは寝坊したのか、ボイラーの岩壁周りにはまだ居ないものの、まあ時間の問題でしょう。 ザトウクジラの鳴き声が気持ち良く響いてきます。 少し流れの当たる南西〜西エリアの魚影が豊富で、特に透明度の良い中、ギンガメアジが長く広範囲に渡って群れているのは、壮観なものです。 ギンガメのさらに先にハンマー出現しないか粘っていましたが、ザトウクジラの鳴き声が大きくなり、方向性がはっきり意識できましたので、ブルーウォータードリフト開始。 岩壁の北エリアから東北東に針路をとり続けました。 耳に響くレベルから体全体に響いてくるレベルに変わってきました。 透明度も良いままで、深場も含めてチェックしていきました。 最後には真下から聞こえてくるとしか思えない地点で中層待機してみましたが、姿を確認はできませんでした。 安全停止に入ると同時にイルカの鳴き声がやかましく聞こえてきますと、3頭、7頭、12頭、2頭と、どんどんイルカが集まってきました。 1つの集団が去ると、別の10頭前後のグループがやってきます。 代わる代わるやってきて、合計30頭強のイルカと遊べました。 特に今回のイルカたち、とても良い子たちで、水深5m以上深いところには行かず、表層で終始遊び続けてくれました!!!


video by our guest Luis


2本目:エル・ボイラー
水温26度 透明度40m
流れの方向は変わりはじめてましたが、弱いまま。 特に行動範囲が限られることも無さそうな好コンディションです。 今回はインターバルの間、ダイビングポイントから南南西にザトウクジラの母娘があまり泳がずに水面で確認できたエリアまで、ドリフト計画です。 実際に岩壁でENするとまずはマンタ2枚がお出迎え。 ゆっくり南西壁に回り込んで、待機してると、マンタの方からやってきます。 このマンタも調教されてるかのように、動いてくれます。 とってもサービス精神旺盛です。 20分ほどマンタをしっかり楽しんでから、計画通り、南壁からドリフト開始。 ギンガメ含めて魚影も濃いので、飽きることなく泳げます。 道中、ハンマーさんの方から、ダイバーを羨ましそうに眺める感じで寄ってきました。 「仲間と逸れちゃったの」そんな雰囲気を出して、ダイバーから逃げずに、ずっと付いてきました。 その健気な様子に、思わず持って帰りたくなりますね。 最後、大分距離を詰められたと思うのですが、やはりザトウクジラの姿までは確認出来ずにEX。 でもマンタにハンマー、しっかり元は取った!?ダイビングが出来ましたネ。


3本目:エル・ボイラー
水温26度 透明度40m
今回はゆったり、まったりマンタさんと遊ぼうダイビングをいたしました。 そういう時に限ってザトウクジラの鳴き声が大きいのですが、
太陽も高い位置にあって、光の差し込みも素晴らしいので、徹底的にマンタ写真、マンタ動画、マンタと一緒に泳いだりと遊び倒しました。


video by our guest Luis


video by our guest Ms.Yamaka

4本目:エル・ボイラー
水温26度 透明度35m
ほとんど透明度も落ちないままの4本目のダイビングとなりました。 ザトウクジラのラストチャンス。 EN後すぐにマンタがお出迎えをしてくれました。 マンタが一度途切れたタイミングで早くもザトウ狙いのブルーウォータードリフト開始。 響く声が大きくなってきたエリアで、ハンマーが頭を振りながら寄ってきます。 下をみると、水底40mの上でギンガメが大きな渦を巻いています。 渦上は30m未満なので、渦の真上まで水深を落としてギンガメトルネードを見守りました。 再びドリフト再開すると、声が止まります。 おっ! と思うとマンタだったり、ハンマーだったり。 やっぱりザトウクジラは難しいものです。 安全停止直前に、ダイバー背後に至近距離タイガーシャーク!!! グループ内で唯一見てないのが私だったりします。 最後ソディアックに昇っている最中は、シルキーシャーク3匹にハンマー1匹が水面をうろうろしていました。






























※今回の写真はお客様から御借りしました。
Muchas Gracias!!! Amiga!!!


報告者 ロレンソ、ミカ、ルイ


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執筆者
赤川 紫珠子

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