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メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Sea of Cortez_Trip Report 9/12-9/17 2015 その1
2015.09.20

12/SEP to 17/SEPトリップレポートです。
今回はタイ人ダイバーさん、日本人ダイバーさんの国籍混合トリップにいってまいりました。


13/SEP ダイビング初日
プンタロボスのブリーフィング時に、風向が変わり、前線が急接近してきました為、急遽ポイントを変更いたしました。 風陰への移動中は先に朝食を取ることにし、海況もお腹も落ち着いてから、改めてのチェックダイブ。 本日はチームSHARKを担当させていただきます。


1本目:ホエールアイランド(チェックダイブ)
水温28−30度 透明度13m
急な雨の後としては悪くない印象でしょうか。 際を横移動しながら、パナミックサージェントメジャーやメキシカンゴートフィッシュ、パシフィッククレオールフィッシュを見ながら、ゆっくりとアーチ入り口へ向かいました。 アーチを一人づつ通り抜け、帰り道は、砂地の中層を流してモブラを探しましたが、最後の最後に気持ち2枚なんとか見えた程度。


2本目:ファンミン
水温27−30度 透明度10m
沈船内部は水温が低く27度でした。 普段30度の水温に慣れてしまっていると冷たく感じます。 コルテスエンジェルフィッシュやコルテスレインボーラッセ、ジュエルモーレイを見ながら、沈船のバウエリアで記念撮影。 最後のデッキ上には、パシフィックスペードフィッシュが対でまったりしていました。


3本目:ラ・ティントレーラ
水温30度 透明度8m
コルテスガーデンイールの群生がニョキニョキと凄かったです。 安全停止に入り始めたところで、ようやくモブラが真下に来訪してきてくれましたが、いかんせん透明度が残念過ぎました。
エルニーニョの影響で8月末から生憎の透明度の悪さですが、良化がどうもスローで、例年9月のような透明度までは、なかなか回復しきりません。 この透明度でしたら、明日はアシカのコロニーの浅場で、アシカだけ集中して遊びきっちゃうほうが賢明かもしれませんね。



14/SEP ダイビング2日目
日中のダイビングは終日アシカのコロニーと、第一回目のナイトモブラを予定しています。 本日は、チームMOBULAを担当させていただきます。


1本目:ロス・イスロテス(西壁)
水温31度 透明度13m
まだ誰も来てない朝一番のアシカのコロニー。 アシカさん独り占め大作戦です。 無風の絶好のコンディションでしたので、普段は風が当たり易い西壁ポイントを選んでEN。 着底集合して、スロープ下へ移動すると同時に、1歳の子が待ち構えてたかのように降りてきてくれ、いきなり抱きついてきてくれました。 もう説明する間もなしにダイバー全員とラブラブな関係に。 また、4日ほど前に潜った時と比べ、泳ぎ始めた赤ちゃんの数が3倍以上にも増えてました!!!  可愛い通り越して、水面は、赤ちゃんウジャウジャ状態でした〜!!
肝心のパパアシカも、許してくれてるらしく、タイムリミットまで、終始アシカとベタベタなダイビングが1本目から叶いました!


2本目:ロス・イスロテス(北深場→北浅場)
水温31度 透明度15m
やんわりと北風に変わり始め、コロニーに訪れている他船は全てコロニーの南側に集まってましたが、確認してみると、まだまだ北側の水面は穏やか。 ソディアックでエントリーもエキジットも出来るクルーズでのダイビングスタイルなら更に心配ご無用です。 流れが穏やかことを確認して、デカジョー近くの水面でEN。 まずは32mまで降りて、ゆっくりとデカジョー観察。 その後水深を戻しながら流していると、メキシカンバラクーダが二重層になって群れていました。 下のレイヤーはトルネード、上のレイヤーは壁からリバーへと変化します。 バラクーダの頭方面からアプローチしたため、群れは逃げず散らず、目の前で体をキラキラを見せつけてくれました。 あわよくばトルネードの真ん中に入れるんじゃないかとまで欲を出してしまいましたね。 その後は、鳴き声の聞こえる方向に進路をとると、水面にいるわいるわアシカ大家族。 今回も噛み噛みされる羽目になってしまいました。


3本目:ロス・イスロテス(南二丁目)
水温30度 透明度18m
日帰りの船がちょうど帰る時間の頃に交代するようにENが出来ました。 おかげで既にアシカ赤ちゃんは遊びモードに突入済み。 1歳の子が赤ちゃんにジェラシーするかのように、徹底的に甘噛みしてきましたが、この子の甘噛みは痛い痛い! 嬉しい悲鳴のダイビングとなりましたネ!

3本目の後は、ナイトまで時間があるので、ナイトモブラを開催するエンセナーダグランデにあるファンバハのキャンプサイトに上陸し、サボテンツアーに行ってきました。

video by our guest Jakk-san


4本目:プンタ・ファンバハ(ナイトモブラ)with Group A
本日はナイトモブラ開催第一夜になります。 モブラは順調に集まってきてくれましたが、 私達ガイド陣の力不足、ブリーフィングが足りてなかったのか、モブラをまとめきることが出来ませんでした。 明後日開催する第二夜ではリベンジ兼ねて、今度こそ一致団結して、迫力あるモブラシーンをご覧いただけるよう、気を引き締めました。


15/SEP ダイビング3日目
本日はチームSEA LIONを担当させていただきます。


1本目:エルバホ(中の根→北)
水温31度 透明度18m
中の根にブイアンカーを設置してエントリー。 根回りのみ少し流れが当たってくれてる様子でした。 根回りで魚影を見極めてから、北端からドリフト開始。 ナイトロックス組なので、皆で同じ水深キープしながら、捜索。 根を離れて早々、流れは止まってしまいましたが、そのまま北上。 少し透明度が暗いエリア(水温が暖かいままならハンマーが好む条件水域)にうまく入り込め、活きの良いカツオの大きな群れを確認できたので、このままハンマー見つけられそうな期待と自信が高まったのですが、なんと、スルー!  ヤ バ イ !


2本目:エルバホ(中の根)
水温31度 透明度18m
EN前に相談して、根回りの透明度が良く魚影も濃かったので、今回は根回りをじっくり堪能するダイブ計画に。 キングエンジェルフィッシュとシザーテイルクロミスの群れが半端ない感じ。 砂地のキャニオン部には、カワハギが卵を守っており、隙あれば卵を奪おうとメキシカンゴートフィッシュとバーバーフィッシュが様子を伺っていました。 何匹ウツボを見つけられるか競争しながら、35分ゆっくり楽しんでからエキジットいたしました。


3本目:エルバホ(中の根→南の根)
水温31度 透明度16m
中の根の一番潮の当たる北端で根待ちしていると、おっきいカンパチが2匹寄ってきてくれました。 「刺身、刺身、刺身」と頭には過ぎりましたが、ダイバーらしく大人しく観察することに。。。 その後は流れに乗って、南の根上をチェックしてからEX。


4本目:サンフランシスキート
水温29度 透明度8m
冷たいサーモクラインが度々入ってきている海況でしたが、あまりに高い水温が続いていた為、身が引き締まるようで気持ちが良かったです。
メキシカンバラクーダは最初に見え始めた時は、水底を這うように小さい群れだけかと思ったのですが、頭上からアプローチをする為、回りこんでみると、沖側の奥にはいるわいるわで、大規模な壁でした。 最後は岩礁そばに戻って安全停止しながらアシカを観察。

video by our guest Jakk-san



報告者 ロレンソ、ミカ、ルイ


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執筆者
赤川 紫珠子

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