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メキシコ・ラパス
インフルエンザの流行について(5月8日コルドバ厚生大臣他の記者会見)
2009.05.12

在メキシコ日本国大使館からの新型インフルエンザに関する最新情報になります。
WEBサイトより引用させていただきました。


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平成21年5月8日

メキシコ在住の皆様へ

在メキシコ日本国大使館
領事部
TEL: (55)5514-4507
FAX: (55)5207-7030

1. 8日朝、コルドバ厚生大臣及びエブラール・メキシコ市長が記者会見を行いました。以下、概要をお伝えいたします。


(1)コルドバ厚生大臣(08:30)
(イ)検体全体の29.4%にあたる1,364名から新型インフルエンザを検出。うち1,319名の生存、45名の死亡を確認。感染者の49.6%が女性、50.4%が男性。死亡者は、感染者の3.3%に相当。死亡者の男女比率は女性が58%、男性が42%。年齢層では20歳から54歳までで84%を占有。死亡者の地域別分布では、メキシコ市が75%、次いでサン・ルイス・ポトシ州、トラスカラ州、イダルゴ州。死亡者は4月25日をピークに減少傾向、5月5日以降の新たな死亡者はなし。

(ロ)新型インフルエンザによる死亡者に見られた症状は、高熱93%、咳86.7%、呼吸困難80%、痰・炎症60%、発作55%、筋肉痛33%、赤痰33%、鼻水31%、その他少ないケースとして偏頭痛、肺痛等。新型インフルエンザによる死亡者の24.4%は肥満・メタボリック体質で、そのうちの約半分が病気がちであったり、糖尿病、癌等の罹患者。

(ハ)新型インフルエンザによる死亡者の55%は新型インフルエンザのための治療を受けたが、45%の人は治療を受けず。確認されている45名の死亡者のうち42名は死亡時期が判明しているが、症状が発生した時期は40名が4月23日以前、同日以降は2名のみ。

(2)エブラール・メキシコ市長(08:00)
(イ)昨日8名が呼吸器疾患で入院し、14名が快復して退院。37名が入院中であり、新たな死亡者はなし。警戒レベルは黄色のまま。メキシコ市感染・衛生監視科学委員会は引き続き警戒レベルの検討を行う協議を行っている。

(ロ)本日、市内では通常の活動が行われる。来週、メキシコ市の経済再活性化に専念して取り組む。新型インフルエンザによるだけでなく、国内経済がダイナミズムを失いかけているからである。通常活動が100%行われている中、今後の我々の優先事項は経済再活性化である。


2.その他州政府の主な動きは以下の通りです。
(1)ハリスコ州政府
州内で発生した3名の死亡例について、AH1N1型インフルエンザに感染している可能性があり、現在疫病分析リファレンス研究所(INDRE)に検体を送っているが、陽性の可能性が極めて高いことから、本8日、ゴンサレス州知事は以下の措置をとることを命じた。

(イ)5月18日まで、ハリスコ州下にある初・中・高等教育機関は休校。

(ロ)総合家族開発システム(DIF)に対し、州厚生庁および市厚生庁の医師を動員して子供の健康状態の評価のため、児童ケア・センター再開を通知。

(ハ)本8日より5月18日まで、酒場、カジノ、ディスコ、バー、キャバレー等の夜間営業の店、映画館、劇場、競技場等の営業中止を命じる。

(ニ)ハリスコ州厚生庁に対し、早急にPCR判定が可能な検体検査所の設備を整えるよう通知。

(ホ)州厚生庁および企画庁は、電子媒体を通 じて、感染疑い例、可能性例、確認例、死亡者数等の情報の提供を行うよう通知。

(ヘ)州内の公立・市立病院は、十分な量の抗ウイルス薬が備蓄済み。

(ト)総務庁および厚生庁に対し、市民に無料で十分な衛生用用品の供給が維持されるよう通知。


(2)イダルゴ州政府
イダルゴ州内での感染者の発生が急増したことを受け、オソリオ州知事は、公立・市立のすべての教育機関の再開を5月18日まで延期することを発表した。また、初等教育に所属する子女を持つ公務員は、子供の養育のため、自宅待機をすることができるとも述べた。さらに、州内の企業支援のため、州政府がこれらの企業からの調達を積極的に行う、一部の免税措置等の経済対策も発表した。

(3)ゲレロ州政府
中・高等教育機関は11日に再開、また初等教育及び幼稚園は18日に再開。


なお、インフルエンザの流行に関する「大使館領事部からのお知らせ」は、当館ホームページ(http://www.mx.emb-japan.go.jp/index-jp.htm )にも掲載されています。

また、日本語での豚インフルエンザに関する情報は、厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)をご参照ください。


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執筆者
赤川 紫珠子

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