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メキシコ・ラパス
インフルエンザの流行について(5月7日コルドバ厚生大臣他の記者会見)
2009.05.12

在メキシコ日本国大使館からの新型インフルエンザに関する最新情報になります。
WEBサイトより引用させていただきました。


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平成21年5月7日

メキシコ在住の皆様へ

在メキシコ日本国大使館
領事部
TEL: (55)5514-4507
FAX: (55)5207-7030


7日朝、コルドバ厚生大臣、カルデナス農牧大臣及びエブラール・メキシコ市長が記者会見を行いました。以下、概要をお伝えいたします。


1.コルドバ厚生大臣(08:30)
(1)感染の減少傾向は維持されている。現在までに、1,204名の検体から新型インフルエンザが検出され、うち1,160名の生存、44名の死亡が確認された。感染者の49.5%が女性で、50.5%が男性、感染者が多く確認されている年齢層は0歳〜9歳。昨日、新たに死亡が確認された2名は、サン・ルイス・ポトシ州の女性と、トラスカラ州の男性で、両名とも死亡したのは最近ではない。

(2)昨日、メキシコ市政府は、市内の警戒レベルの引き下げを決定し、市内の映画館やレストラン、スタジアムなどの再開を検討すると発表したが、厚生省は該当産業の責任者らと会合を行い、引き続き衛生管理や感染予防のためのポイント(客の収容量を半分にすること、通常業務の再開は段階的に行うこと、体温計を常備すること、人と人の間を1.7mあけること、マスクや手袋は再利用せず消毒用のアルコールを用意すること等)について勧告を行った。

(3)(雨期の始まりによりウイルスの増殖や突然変異が危惧されているのかとの記者の質問に対し)降雨がウイルスの増殖を引き起こすことはないだろう。問題は、気温の変化である。通常、インフルエンザウイルスは、冬の時期、当国では9月から10月の間に増殖するものであり、今後この時期にウイルスの新たな増殖が危惧される。

2.カルデナス農牧大臣
(1)当国は世界で15番目の豚肉生産を誇り、国内では35万人の雇用を維持している重要な産業である。4月23日から5月6日の間に、426名の技術者が25カ所の研究所で340万頭(国内の保有頭の22%)の豚の検体検査を行った結果、国内の豚から新型・インフルエンザへの感染症例は確認されなかった。現在までに7ヶ国がメキシコ産豚肉の輸入を公式に制限しているが、これらの国は当国産豚肉の主要な豚肉輸入国ではない。しかしながら、農牧省は、先週より、外国政府や各国大使館等に対し、口上書を送付してメキシコ産豚肉の安全性の周知を続けている。

(2)当国は、日本にとって第2位の豚肉輸入相手国であるが、日本の農林水産大臣はメキシコ産豚肉の輸入を止めない旨の声明を発表しており、日本国内のレストランに対しメキシコ産豚肉を拒絶しないよう勧告している。日本のとった措置に対し感謝の意を表する。

3.エブラール・メキシコ市長(08:00)
(1)昨日市内28病院で4名が新たに呼吸器疾患で入院し、21名が快復して退院した。現在までに43名が入院中であり、新たな死亡者は出ていない。

(2)昨日夕方、メキシコ市感染・衛生監視科学委員会により、市内の警戒レベルがオレンジ色から黄色に引き下げられた。


なお、インフルエンザの流行に関する「大使館領事部からのお知らせ」は、当館ホームページ(http://www.mx.emb-japan.go.jp/index-jp.htm )にも掲載されています。

また、日本語での豚インフルエンザに関する情報は、厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)をご参照ください。


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執筆者
赤川 紫珠子

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