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メキシコ・ラパス
インフルエンザの流行について(5月6日コルドバ厚生大臣他の記者会見)
2009.05.12

在メキシコ日本国大使館からの新型インフルエンザに関する最新情報になります。
WEBサイトより引用させていただきました。


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平成21年5月6日

メキシコ在住の皆様へ

在メキシコ日本国大使館
領事部
TEL: (55)5514-4507
FAX: (55)5207-7030


6日朝、コルドバ厚生大臣及びエブラール・メキシコ市長が記者会見を行いました。以下、概要をお伝えいたします。


1.コルドバ厚生大臣
(1)3,452の検体検査が行われ、うち3,079の有効症例のうち1,112名の検体から新型インフルエンザを検出。うち1,070名の生存、42名の死亡を確認。42名の死亡者の性別分類では、24名が女性、18名が男性、年齢分類では、20〜29歳が16名、30〜39歳が9名で、この年齢層がもっとも多くの死亡者が発生。死亡者の地域別分布は、メキシコ市:68%、メキシコ州:12%、サン・ルイス・ポトシ州:7%、トラスカラ州:5%、オアハカ州:3%、チアパス州:3%、イダルゴ州:3%。

(2)インフルエンザへの感染発生数は、前年までの傾向とは明らかに異なっている。本年は4月の感染患者数が通年よりも増加しており、同様の傾向は死亡者数の統計にも見られる。2006〜08年に発生したインフルエンザによる死亡者の年齢層の中心は、4歳以下および65歳以上であるのに対し、本年発生している同疾患死亡者の年齢層の中心は15歳〜45歳。

(3)新型インフルエンザに感染した患者とその家族は7日間隔離される必要がある。現在当国がとっている様々な行動制限は、15日間感染例が発生しないと確認された時、解除が検討されることになろう。

(4)20〜50代の人々は、初期症状が出ても病院にかからず、自己診断で勝手に薬を飲んでしまったこと等が手遅れにつながっている理由と思われる。4月17日以前は、初期症状が出てから病院にかかるまでの日数は7〜9日であったのが、新型インフルエンザ流行の公式発表があった4月17日以降は、この日数が1.5日に短縮している。仮説ではあるが、このような傾向が当初当国で死亡者を多く発生させた一因と考えられる。また、死亡者の多くは、呼吸器疾患を発症しているものの、既に、肝臓や心臓等複数の内臓に疾患を患っていたことが分かっている。


2.エブラール・メキシコ市長
(1)昨日、メキシコ市の病院において4,102名の新型インフルエンザ感染疑い患者を対応し、うち8名に対し入院措置がとられた。市内で入院している新型インフルエンザ感染疑い患者は計68名になった。昨日16名が退院、新型インフルエンザ感染による新たな死亡者は発生していない。引き続き感染予防を呼びかけるパンフレットやマスクの配布を実施。

(2)報告される患者数からは、感染症例が減少傾向にあると分析され、本日より、制限付きの経済活動の開始、明日より学校の再開を予定しているが、感染予防のための措置は引き続き行っていく必要があり、政府としては監視を続ける。メキシコ市政府は、5月より7億ペソ以上を投入する公衆衛生プログラム(市内3,000箇所以上の中等・初等学校、幼稚園等の教育機関のトイレ等の改修工事)を実施する予定。


3.また、メキシコ市は17:00に以下を発表しました。
メキシコ市感染・衛生監視科学委員会が開催され、警戒レベルをオレンジから黄色(5段階の下から2番目)に引き下げを決定、7日より実施。


なお、インフルエンザの流行に関する「大使館領事部からのお知らせ」は、当館ホームページ(http://www.mx.emb-japan.go.jp/index-jp.htm )にも掲載されています。

また、日本語での豚インフルエンザに関する情報は、厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)をご参照ください。



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執筆者
赤川 紫珠子

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