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メキシコ・ラパス
インフルエンザの流行について(5月13日カルデロン大統領の演説その他について)
2009.05.14

在メキシコ日本国大使館からの新型インフルエンザに関する最新情報になります。
WEBサイトより引用させていただきました。


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平成21年5月13日

メキシコ在住の皆様へ

在メキシコ日本国大使館
領事部
TEL: (55)5514-4507
FAX: (55)5207-7030


カルデロン大統領の演説等、5月13日の動きについてお知らせいたします。

1.連邦政府の対応

(1)カルデロン大統領(正午過ぎ)

(IMSS社会保障費支払延期に関する政令公布署名式で演説)

(イ)メキシコ政府は、新型インフルエンザがメキシコ国民の健康を害しただけでなく、世界経済危機による負の影響に追加する形で多くの企業の流動性に影響を及ぼしたことを認識している。かかる困難な経済状況はすぐに過ぎ去ると確信している。この困難を早急に克服するため、官民双方がこれまでと同じく真摯な取組を行っていく必要がある。

(ロ)(すでに発表した企業に対する優遇措置の内容につき改めて言及した上で)企業の流動性にかかる新たな支援策として、企業が5月及び6月分のIMSS社会保障費支払いの50%相当を5ヶ月にわたって支払うことを認めるとともに、同期間の支払額を20%減額する。同4月分の支払いが滞っている企業に対する罰金を今回に限り免除する。メキシコ政府は、昨今の世界経済危機及び新型インフルエンザの発生の影響による企業の流動性の不足を回避し、労働者の失業や企業の倒産を防ぐ。


2.コルドバ厚生大臣(08:30)
(イ)現在までに、約9,000の検体検査を行った結果、2,446名の検体から新型インフルエンザが検出され、うち2,386名が生存、60名の死亡が確認された。死亡者は、56.7%が女性、43.3%が男性で、死亡者は感染者全体の2.5%に相当し、死亡者の95%が4月23日以前に発症している。また、感染者の半数以上が0歳〜19歳である。

(ロ)50名以上の感染者が確認されている地域は、サン・ルイス・ポトシ州、サカテカス州、イダルゴ州、メキシコ市、ベラクルス州およびタバスコ州である(当館注:メキシコ州も感染者は50名以上)。また、バハ・カリフォルニア・スール州およびコアウイラ州については感染者が確認されていない。全国レベルで見ると、全国の89.4%に相当する市では感染者が確認されていない。カンペチェ州、チアパス州、チワワ州、グアナファト州、ゲレロ州、ハリスコ州、ヌエボ・レオン州、オアハカ州、ソノラ州、ユカタン州では、州内の90%の市で感染症例が見られない。これらの感染者未発生市では、通常の社会活動を再開できるとの勧告を各州政府に行っている。

(ハ)国内観光地の多くは感染が確認されていない。また、7件の感染者が確認されたカンクン、8件確認のアカプルコ、2件確認のウアトゥルコ等海岸沿いの観光地では、最後に確認された症例はカンクンが4月28日、アカプルコおよびウアトゥルコが4月26日と最近のものではなく、観光客への危険性はないと考えられる。

3.その他
報道によると、ペルー政府は、4月29日より停止されていたメキシコ発着の定期運航便を再開すると発表しました。

なお、インフルエンザの流行に関する「大使館領事部からのお知らせ」は、当館ホームページ(http://www.mx.emb-japan.go.jp/index-jp.htm)にも掲載されています。

また、日本語での新型インフルエンザに関する情報は、厚生労働省ホームページ(http://www.mhlw.go.jp)をご参照ください。


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執筆者
赤川 紫珠子

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