世界の海からこんにちは


現地からの最新情報
メキシコ・ラパス
8/26 ラパスのアシカちゃん達の未来は如何に???
2009.08.27




 本日はダイビングを行わず、陸勤務になっております。ファンダイブに行こうか迷いましたが、窒素抜きも大事な仕事という訳でパソコンに相手に四苦八苦しております。
 ダイビングに行ってきたカルロスさんがエルバホの向かう途中に【ナガスクジラ】を発見したと言っておりました。最近、ラパス海域ならびにエスプリットサント島近郊で目撃情報が相次いでおります。近々、おいらもお目にかかりたいものです。羨ましい・・・
 今日はアシカ関連で気になるニュースを紹介させていただきます。


******************************

アシカ200匹飢え死にか 南米チリ

【サンパウロ共同】南米チリ北部イキケ近郊で200匹以上のアシカが岩場に打ち上げられて死んでいるのが見つかった。大半が幼いアシカで、エルニーニョ現象の影響で海水温が上昇、沿岸部でえさが取れず沖合に向かった母親アシカと離れ離れになり飢え死にした可能性もある。スペイン通信などが23日、報じた。
 イキケを含むチリ北部は世界最大級の銅鉱山地帯。AP通信は、環境問題の専門家らがイキケ近郊のモリブデンなどの精製施設からの排水の影響も考えられると伝えている。
 チリと同じ太平洋岸の隣国ペルー北部チンボテでも、今月初めに20匹以上のアシカが海岸で死んでいるのが見つかった。
 米海洋大気局気候データセンターによると、7月の海面水温は過去約130年間で最も高かった。

2009/08/24 12:28 【共同通信】


アシカ200匹飢え死にか 南米チリ - 47NEWS(よんななニュース)より

******************************

 ここで紹介されている「アシカ」は広義の総称であり、狭義において正確には「オタリア」だと思われます。
 異常気象によるエルニーニョ現象の影響か人間が起因する環境問題か主因はわかりませんが、これだけの大量の「アシカ」ちゃんが死んでしまうのは非常に残念です。

 現在、おいらもまるで水族園の飼育員にようにラパスのアシカちゃんの情報をお伝えしておりますが、ラパスではそういった光景を目の当たりにすることはありません。
 正確なラパス近郊のアシカの生息数をカウントしたことはありませんが、おいらの勝手な概算では
アシカの都『ロス・イスロテス』は昨年の同数の350〜400匹前後。
北の離れ小島『ロベラ・デ・サンフランシスキート』は昨年より倍増の50匹前後。
南の離れ小島『ラ・レイーナ』も倍増の20匹前後。

『ロス・イスロテス』以外の離れ小島はハーレム争いに負けたオスアシカやエサを捕りに行ったまま迷子になってしまったオスが多いなので、繁殖によって増加したかどうかは疑問ですか・・・

しかしながら、例年に比べてラパス近海の水温が1〜2℃前後高いのは事実。
またラパスの人口が増加し、大型スーパーマーケットや新興住宅、または新規リゾートなども続々と建設中です。その大量の汚水や排水のラパス湾内に垂れ流されております。
その結果、ラパス湾内での【ジンベイザメ】の目撃数は減り、【ジンベイザメ】を目撃することができる時期も不規則になっております。

水温上昇と環境破壊・・・・
ここままいくと近い将来、もしかするとラパスのアシカちゃんもチリの「アシカ」ちゃんと同様の結果になることが否定することができません。またフィッシャーマンの釣り糸やロープが首に絡まったアシカちゃんをみかけることがあります。


現在ファンバハにおいて、PADI“アシカスペシャリティー“という講習を通じて、アシカちゃんの生態や習慣、取り巻いている問題などをスタッフと一緒に楽しくかつ安全に学習をしております。
メキシコ・ラパスに来た際には少しでもアシカちゃんについて知っていただけると幸いです。


ラパスのアシカちゃん達の未来は如何に???





報告者 けんご



<<ファンバハからのお願い>>
今シーズンは海洋状況が非常に安定しており、水温、透明度ともに日に日に上昇しております。
そして一番気になるアシカの赤ちゃんもすくすくと成長を続けております。

しかしながら、少しだけ気になるニュースが・・・
ここ最近メキシコ・ラパスのみならずバハ・カルフォルニア半島を熱波が襲来しております。
今年は本当に例年になく、暑い!!!半端になく・・・
熱い!!と書いたほうがかなり現実味を帯びてきます。
気温が35℃近くまで上昇しております。体感温度はもっとあるかもしれません。

そこで、お客様には日焼け対策をしっかりしていただくことをお願いします。
薄手の長袖や帽子などの着用、日焼けクリームなど女性のお客様は必須アイテムです。
そしてダイビング前後にはこまめに水分補給もまたしっかりと行っていただくことになります。
ファンバハの全ダイビングボートならびにキャンプサイトではミネラルウォーター、コーラやスプライトなどの炭酸飲料類、そしてビールも無料で提供させていただいております。
ビールは勿論、その日の最終ダイブが終わってからですが、、、(笑)

出発前には日焼け対策はお忘れなく・・・


最後に気になる現地の最新天気情報

メキシコ ラパスの天気予報


または

メキシコ ラパス(tenki.jp)



記事一覧を見る→

執筆者
赤川 紫珠子

メキシコ・ラパス

メニュー
現地からの最新情報
執筆者の紹介
ダイビングツアーのご紹介
主宰者について
お問い合わせ・ご相談
・・・・・・・・



(C)CLUB AZUL