世界の海からこんにちは


現地からの最新情報
タイ・プーケット
12/30 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号
2010.02.27

この日潜ったポイント

<1>Richelieu Rock
<2>Richelieu Rock
<3>Koh Tachai Twin Peaks
<4>Koh Bon West Ridge


年末年始にかけて沢山のクルーズ船でシミラン諸島が賑わっております。

やってきました!!リチェリューロック!!!
ここ2〜3年は年末になるとなぜか風が強く吹き、天候が悪天することが多く、リチェリューロックまで北上できないときもありました。しかし、本年度は驚くほどの凪凪状態!!おいらならびにお客様の念願であるリチェリューまで無事に北上することが出来ました。
そのシミランクルーズの中でも人気ナンバー1のダイブサイトであるため、ある程度の混雑を覚悟しておりましたが、なんとたったの3隻のみ。この数じゃ〜普段よりもボートの数が少ないかも・・・贅沢にもアンダマン海の至宝をほぼ貸し切り状態で潜ることができました。


エントリー早々に【ブラックフィンバラクーダ】の群れに的中!!!
男性の腕っ節ぐらいあるプリプリ太った個体には惚れ惚れしてしまいます。

そしてそのまま潮表に回ってみると【イエローバンドフージュラー】や【ユメイロモドキ】が大爆裂!!
【マブタシマアジ】、【オニアジ】、【マテアジ】などのハンター軍団も登場。グルグル追っかけまわしておりました。特に【オニアジ】は100〜150匹くらいの群れを形成し、終始リチェリューの根の周りを周回しておりました。
中でも注目なのは【イトウオニヒラアジ】(※以前まではハーバーズトレバリーと英語名で紹介しておりましたが、どうやら日本語名もきちんとついているようです。A兄貴!!ありがとうございます!!)にも会うことができました。3年前に名物のギンガメアジの群れが消えてしまって以来、代わりと言ってはなんですが突如現れた謎の模様をした。ギンガメアジに似ているようで・・・尾びれの上部先が黒いのが特徴。
昨シーズンまではどこかのビデオカメラのCMじゃありませんが、まるで手の平サイズでしたが、今シーズンはさらに大きく成長しておりました。

今回おいらが担当したチームはひたすら大物もしくは群れを狙いの人たちばかり
リチェリューロックの人気者の【タイガーテイルシーホース】【フリソデエビ】【ニシキフウライウオ】を紹介するも、ほぼ全員が軽く一瞥するのみ。。。レンズがワイド使用だから仕方がないっすよね。。。(汗)

【キンセンフエダイ】が一か所に固まり、ぐっちゃり巨大な集団を形成していたのが最高でしたね・・・突如その黄色の集団のそばに現れたのが、魚雷のような特大サイズの【オニカマス】。軽く女性の太もも周りはあると思います。しかも【ツムブリ】を数匹従えているし。。。こいつと目があった時は少しだけ背筋がゾクッとしてしまいましたよ。

この日のベストダイブはコタチャイツインピークス。
エントリー直後にダイバーを拒むような強い流れ。この流れにもめげずに潮表までいどうすると・・・そこにはなんと【ギンガメアジ】の群れが一面に広がっておりました。おいら達以外には他のダイバーもおらず、写真の取り放題でした。次に登場は【ブラックフィンバラクーダ】の大群!!!先頭のバラクーダを上手にコントロールしながら“バラクーダトルネード“をとことん堪能しました。
そして、毎度コタチャイ名物の【イエローバックフージュラー】【クマザサハナムロ】のイエローカーテンとブルーカーテン。本当に目の前がみえなくなるよ・・・【カスミアジ】、【ロウニンアジ】がこれらの群れに突撃を繰り返すたびにゴゴゴゴゴごォォォォォ・・・と地響きのような音を立てておりました。本当にアドレナリン大放出!!シビレマシタヨ!!

4本目はマンタに思いを馳せ、コボンで潜りましたが残念ながら拝見することはできず。
その代わりに潮に乗っかり【マダラトビエイ】が登場。久しぶりにお目にかかりました。
リッジの先端付近では【カスミアジ】が集団を形成してのが、かっこよかったなぁ・・・

水温 28〜29℃
気温 30〜32℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご



記事一覧を見る→

執筆者
八杉 明信

タイ・プーケット
PADI インストラクター/店長
メニュー
現地からの最新情報
執筆者の紹介
ダイビングツアーのご紹介
主宰者について
お問い合わせ・ご相談
・・・・・・・・



(C)CLUB AZUL