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コスタリカ・ココ島
2013.4/20〜4/30 ココ島 オケアノス・アグレッサー
2013.07.17

水温:25〜26℃
透明度:15〜20m
ウエットスーツ:3mmまたは5mmのウエットスーツ。

 今週のトリップも通常より早く出港することができました。そして同様にココ島にも早く到着することができました。もしかしたら今年の中で一番の横断だったかもしません。
いつもより早く到着したので、沢山時間が余っていたのでゆっくりとダイビングの準備を行うことが出来ました。

 1本目のチェックダイブでは水温が温かく、沢山の魚が私達の周囲を取り囲みました。2本目の深場ではサーモクラインの影響により冷たかった。あるお客様は3mmのウエットスーツでダイビングをしていたようで、とても寒かったようです。もし冷たく感じるのであれば、何かグローブかインナーなど防寒対策をする必要がありますね。サーモクラインは20℃しかありませんが、なるべく私達はその上を泳ぐようにしています。この冷たい流れの影響でしょうか、2本目のダイビングではハンマーヘッドを少し、マダラエイを見ました。それらは冷たい流れを嫌っているようです。サーモクラインから逃げるように泳いでいました。フレンドリーなマダラトビエイが登場し、私達と一緒に泳いだ後は冷たい場所から温かい場所に泳ぎ去っていきました。

 2日目はダーティーロックとプンタマリアでダイビング。両ダイブサイトとも素晴らしく、ダーティーロックでは沢山のハンマーヘッド、プンタマリアではガラパゴスシャークを見ることができました。この時の水温は問題なし、ハンマーヘッドは少し恥ずかしかったのでしょうか、でも私達は近づいて写真を撮影することができました。

 3日目はアルシヨーネでダイビング。今週のトリップでハンマーヘッドの見ることができたベストダイブサイトです。このダイブサイトはいつでもハンマーヘッドの群れを見ることができ、再び戻って来てもハンマーヘッドの群れを再び見ることができました。時々水温がとんでもないことになっていましたが、水温が20℃ということもあり、マダラエイが冷たい水を避けるように浅場に移動していていました。そして私達はとてもラッキーなことにネムリブカの交配行動を見ることができました。しかし残念なことに時間が来てしまったのでその場を離れなければいけませんでした。数日後に再びアルシヨーネでダイビングをしましたが、前回同様にネムリブカの交配行動を見ることができました。

 4日目はビック・ドスアミーゴとスモールドスアミーゴでダイビング。特にビッグ・ドスアミーゴでのダイビングではアーチの中は沢山の魚で溢れていました。お客様はダイブタイムのほとんどをこの場所で費やし、エイ、ネムリブカなどの写真を撮影していました。
午後からはマヌエリータでダイビング。ここでも深場に移動して時に大きなサプライズが待っていました。なんと小さなジンベエザメが登場。とても急いでいるようで速く泳いでいました。実際、私達のお客様の数名はジンベエザメを追いかけましたが追いつくことが出来ませんでした。ジンベエザメが登場した以外にも、ガラパゴスシャークが私達に急接近したためアドレナリンが大放出。

 マヌエリータにおいて赤ちゃんジンベエザメに出会ってから2日後、私達はアルシヨーネで別の大きなジンベエザメに出会うことが出来ました。今回のジンベエザメは私達と10分以上も一緒にいたので、前回のマヌエリータの個体とは別の個体と認識することができます。
 おかしなことにアルシヨーネではお客様のほとんどが第1グループでダイビングすることを希望します。勿論、30分しか時間の違いがありませんが第2ググループも同じアルシヨーネでダイビングをするのですが、数人のお客様は先にダイビングをしたほうが大物に出会う確率があると信じているようです。私は大物に出会うことができるかどうかは『時の運』と説明しております。そして、今回は第2グループがジンベエザメを見ることができ、第1グループは残念ながらジンベエザメを見ることができませんでした。しかし、ハンマーヘッドの群れはいたるところでいたし、とても近い場所で見ることができました。

 そしてココ島でダイビングができる最終日、お客様全員が再びアルシヨーネでダイビングをリクエストしたので、私達は再びアルシヨーネでダイビング。潜降ロープ沿いに降りて行くと、ネムリブカの群れや数匹のマダラエイが登場。それらはダイバーの方へ近づいてきているようでした。そして水底に到着するといつものように根待ちをしながら、サメや様々な魚を観察します。5分くらい経過すると、何と約7m前後のジンベエザメがフエダイの群れを分け入るように登場。その光景はまるでフエダイがジンベエザメのために穴を作っていたかのよう。お客様の数人は何も考えず、ジンベエザメを追いかけてしまったために、ジンベエザメは逃げてしまいました。しかし、驚いたことにジンベエザメは3回も私達のところに戻って来てくれ、私達のためにすばらしいショーを披露してくれました。そして最後の安全停止中にはマンタが登場し、私達に接近してくれたので、お客様の顔には笑みがこぼれていました。

 ココ島での最後のダイビングはマヌエリータに戻りました。そしてなんと私達は3匹もタイガーシャークをみることができました。なにか遊んでいるかのようにも見えましたが、私達が近づくとすぐに逃げてしまいました。残念なことにタイガーシャークは私達とは遊びたくないようです。。。しかし、最終ダイブにこのような場所でダイビングことは素晴らしいことだと思います。
 
 今週のトリップの天候は晴れと雨がバランス良く半分ずつ。コスタリカ本土までの帰路は穏やかで速く戻ることが出来ました。









Safe Diving.
Capt. Beto


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執筆者
オンディッツ・カルパルソロ

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