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メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Sea of Cortez -2013- Trip NO.2 その1
2013.09.15

M/V Valentina_Trip Report August 10 – August 15, 2013

今週のトリップは日本人のお客様が中心。乗船前にはイタリアンレストランで夕食をとり、やはり初対面のためでしょうか少しお互いに緊張感が漂っております。しかしそんな緊張感は初日のみ??2日目以降は毎日毎夜楽しいダイビングと宴が繰り返されましたよ〜♪

肝心のチェックダイブは『スワニーリーフ』からスタート。
今年は透明度が悪く、そして冷たい海水がラパス近海を覆っており、コンディションがなかなか回復してくれない。しかし水深が浅い場所は透明度が比較的良く問題なくダイビングをすることができます。ブリーフィングをしている時から水面で休息しているアシカの姿を発見!!すでにお客様のテンションは上げっておりましたよ。

今年も【スポットテイルグラント】がスワニーリーフを覆い尽くすように大群が発生しております。水温がまだ低いためでしょうか、【ジャイアンツエレクトリックレイ】を発見。ウミウシも多数確認することができました。浅場ではキンチャクダイの仲間である【キングエンジェルフィッシュ】が群れを形成していました。

2、3本目は『ラ・レイーナ』でダイビング。
水深20m以深の場所ではサーモクラインの影響により、水温が少し低く、透明度が少し悪い。それより浅い場所では透明度は安定しております。【ブルーアンドゴールドスナッパー】【バーバーフィッシュ】【メキシカンゴートフィッシュ】が私達ダイバーの後を追随。最初は50匹ほどの少ない群れですが、最後には500匹には達するくらい大きな群れになっていることもしばしば。手を伸ばせば届きそうな距離まで魚達がダイバーまで接近してきます。

この日のアシカは水面でのんびりとプカプカと浮かびながら休憩中。じっくりとアシカの動きを観察しながら、アシカの写真を撮影することができました。ダイバーのことが興味あるのでしょうか?時折、ダイバーの近くまで寄ってきて、こちらの様子を観察。アシカと目が合ってシャッターチャンスと思いきや、そのままダイバーの頭上を泳ぎ去ってしまいます。ダイバーのことをちょっかいをかけたり、からかっているのかな?

2日目の午前は『ロス・イスロテス』でダイビング。
オスアシカが「オウ、オウ、オウ」と叫んでいる声が目覚まし時計代わり?
実際に、水中でパパアシカに遭遇するとさすがに父親の貫禄?ダイバーが近づいても全く動じない。威風堂々と自分のハーレムを守るためにパトロールを繰り返しております。

まだ赤ちゃんアシカをダイバーがいる水深まで泳ぐことが出来ないので、ボートの上から観察。常にママアシカといる光景はとても微笑ましい。
今回も昨年の生まれたアシカと遊ぶことができました。スノーケル、グローブ、カメラのストロボなどすべてのモノがアシカにとっては遊び道具?タンクに抱きつくアシカまで出現。アシカと遊んでいるというより、傍からみているとアシカに襲われている表現する方が正しい?お客様がレギュレーション越しに叫んでいる声が聞こえてきそう??

3本目は『ラ・ティントレラ』
透明度が悪かったために、群れや大物を紹介するよりマクロや固有種を紹介。
固有種のハゼやギンポなどを観察することができましたが、お客様の中で一番人気だったのが【セイルシグナルブレニー】普段は小さな穴の中に身を隠しておりますが、徐々にゆっくりと全身を露出し、最終的には自分の体より遥かに大きな背ビレをバシッと広げてアピールします。その姿はまるでクジャクが優雅に大きな羽を広げているよう。しかしながら写真に撮影することは困難かな?記録より記憶でございます。しっかりとその広げた姿を目に焼き付けることができました。

4本目はナイトモブラに挑戦。
この日もまずはハリセンボンが大量発生!!
10分後ぐらいに最初のモブラが登場し、あとは1匹、2匹、3匹と徐々に増え、最終的には30匹ほど集まってくれました!!モブラ達も捕食に一生懸命!勢い余ってダイバーにぶつかることもあります。ナイトダイブが終了し、水面から眺める星空はとても印象的でした。





















※今回の写真はお客様から御借りしました。
Muchas Gracias!!! Amigo y Amiga!!!


気温:27〜37℃ (※日焼け対策をしっかり!!)
水温:22〜28℃ (※深場でサーモクラインが発生中)
透明度:5〜20m (※サイトによって海況が全く異なる)

報告者 けんご


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執筆者
赤川 紫珠子

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