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メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Socorro Islands -APR 05, 2014 DEPARTURE その1
2014.04.16

4月に入り、クルーズ中に夏時間に切り替わります。 混乱を避けるため、タイムスケジュールは、夏時間に統一してご案内。 ダイコンも忘れずに設定し直しておきましょう。

ダイビング初日はラスクアビタスにてチェックダイブですが、4月になっても、まだザトウクジラの姿が度々目撃できています。
今回のクルーズでも良いチャンスに恵まれるといいなぁーと懲りる事無く期待してしまいますね。
さて、そのチェックダイブですが、ホワイトチップ、ロブスター、ドルフィン、マンタ、ダイヤモンドスティングレー、タイガースネークイール、ジャイアントエレクトリックレイなどなど。
私のグループはマンタとは出逢えませんでしたが、マ、マンタは次で幾らでも見せますからと、言い訳しておきました。
そして2本目はポイント移動してザ・ボイラーへ。
ほらね、言った通り、マンタ幾らでも居ますでしょ?
ダイブ中、ブラックマンタ2枚を含む6枚のマンタが、上、下、前、後ろ、横と常に寄ってきてくれ、マンタに囲まれるダイバーの構図となりました、
マンタから逃げようにも逃げ場所が無い状態です、イエース。
ほんと人懐こいですわー。
本日は、以降も通してザ・ボイラーで潜りました。4本目は、ハンマー狙いに徹してみましょうと相談してエントリー。
流れがなく、あまり魚影にヒントが見つかりませんでしたので、捜索方向を絞るのに、ちょっと迷いました。
右と左で迷ったら、真ん中行っておくかーくらいのノリで、真北に向かって岩壁から離れてみれば1分も泳ぐ必要なく、笑っちゃうくらいに、ハンマーにどんぴしゃりでした。
流石に大きな群れは期待してなかったので、5匹でも、十分満足。
はじめは、すぐにターンして散ってしまったのですが、同グループのダイバーさんに集まってもらい、中層で大人しく待ってもらいました。
すると、向こうさんも安心したのか、再び私達の近くに様子を伺いにやってきます。
グループ全員が見え易いように、3匹と2匹に分かれて、どちらも近い距離でその姿を見せつけてくれます。
その後、細身の子ハンマーが、3分近くの間ずっと、目の前をうろちょろしてくれました。
私達がハンマーに夢中になるように、子ハンマーもダイバーに興味津々だったのでしょうね。
その後、別クルーズのダイバーさんが、子ハンマーを見つけて、猛ダッシュしてきました。 例に漏れることなく案の定、エンターテイメント終了。
せっかくの子ハンマーも一目散でした。
やっぱり、向こうさんに、こちらの興奮を隠しつつ、自然な佇まいを醸し出すのは、大切です。
今回のグループさんは、すごく協力的なので、明日以降も引き続き、良いハンマーとの接し方が出来るのでは、ないでしょうか。

透明度:13m〜35m
水温:24度


2日目は、ネイビーの演習終了に伴い、久しぶりにソコロ島に移動することが出来ました。 本日はネイビーのチェックを受けなければならない為、潜れてもMAX3本となってしまいます。
まずは、カボピアースでダイビングスタート。 ここは、岬のような形状の棚があるドロップオフポイントです。
棚上にある小さな根が先端に向かうに連れて続き、マンタのクリーニングステーションや、ハンマーのクリーニングステーションとなっています。
エントリーしてから、間もなくの水深18mの棚上で、ハンマーヘッドシャーク1匹。
静かに寄っていくと、逃げずにとどまっていてくれました。
その後、遠くからザトウクジラの鳴き声が届く中で、ダイビング。最後にはマンタが水面近くにやって来てくれました。
2本目も引き続きかカボピアース。
流れも弱く、泣きそうなものの、1本目にハンマーが居た付近で、まったりしていると、イルカの鳴き声が聞こえてきました。
それをアナウンスした瞬間、ダイバーとダイバーの間を抜けるように、イルカが高速移動して、去っていきました。
あまりに速かったため、真横をイルカが通り過ぎるのに気付かなかったダイバーさんも。
その後は、マンタのクリーニングステーションで、マンタ待ち。
透明度も悪く、ハンマーが期待がなかったので、マンタが登場してくれた時には、ほっとしました。
ただ、せっかくなので、最後に水深20mをキープしながら、ドロップオフにハンマー捜索しに行きました。 ここでも昨日に続いてラッキー炸裂。
群れを守ってる囮組のような気もしますが、3匹の大きいハンマー。
透明度が悪いのだけが、カメラ的には残念ですが、今回も追わずに、そろりそろりと距離と水深を合わせていくと、向こうもトンカチ頭を正面に向けて、
こちらに寄ってきます。その後もうろちょろ、ちらほらと。 なんとか、一通り見ることが出来ました。
ランチ後は、予定されていたネイビーチェック。
いい子にしていた事もあってか、幸いにも1時間ほどですんなり終了。
3本目からは、プンタトスカに移動してきました。
北東の浅瀬よりエントリーして、ウォール下を流していきました。エントリー直前にはマンタが居たのですが、エントリーした時には、見失ってしまいました。残念。
でも、ホワイトチップやシルキーシャーク、そして人一人が通り抜けできるくらいの大きさの岩穴の天井には、気持ち悪くなるくらい、びっしりとロブスターが張り付いてました。数えてたら、12匹。
砂底には、ダイヤモンドスティングレイがところどころに点在してます。
随分と泳いできましたので、浅い水深エリアに移動して、後はまったりしようかと考えたところ、
ウォールのリッジ上(水深2,3m)に、イ、イタチが! そう、タイガーシャークです!
ディンギーの上で、タイガー本気で探します!と宣言してたのを実はすっかり忘れてた自分でしたので、恥ずかしながら、我を失くすレベルで大興奮。
これまでのクルーズでも、一緒のグループのダイバーさんや、別グループのダイブマスターが目撃してきましたが、自分にとっては、これが初めての遭遇!
10秒ちょっとの間でしたが、胴体にあるストライプも用もハッキリと確認できました。 それにしても、大きさ、特に上体のゴッツさは、まさに大迫力。
ハンマーの中でも用心棒役の人一倍ごっつい個体を見てきましたが、タイガーシャークのごっつさは、更に一段と凄いのですね。
おしっこをちびってしまっても、海の中ではバレないのが幸いであります。
水深2,3mでうねりが大きく、一緒のダイバーさんも写真が撮れなかったのが残念なところですが、ほ、ほんとに見たんですからネ!
また、別グループは、10匹以上のシルキーシャークの群れに出会えたそうです。
シャーク万歳!

透明度:20m〜30m
水温:
25度


ダイビング3日目もソコロ島のプンタトスカでスタートです。
透明度の悪い潮が入ってないものの、イルカと遊べた組、マンタと遊べた組とそれぞれ楽しめました。
地形が砂地メインに変わり始めた水深18m付近で、ハンマー1匹。
ただ、みんなに指差してアピールしましたが、その時は皆さん、ダイヤモンドスティングレイに視線を落していました。
あー、こっちにハンマーいるのにぃー!!
特にソコロのクルーズで出会えるハンマーは、とてもシャイなので、タンクを鳴らしたりブザーを鳴らしたりすると、その音に反応して瞬時に逃げてしまうんですね。ずっとガイドの事を見ていても楽しくないので、難しいところですが、ちらりちらりとコンスタントにガイドだけ見つけてないか、チェックしてもらえると助かります。
2本目、3本目は、私のグループはマンタを見て上がってきましたが、他のグループは、タイガーシャーク、もう1つのグループもタイガーシャークに、複数回それぞれ別のハンマーをゆっくりと見れたそうです。
エキジット後は、ディンギーで寄れそうな距離にザトウクジラの赤ちゃんが。
エンジンを止めて、様子を伺って、ソロっと泳いでアクセスしてみたら、ちょっと距離はありましたが、なんとか撮影にも成功いたしました!
4本目では、これまでと反対側のドロップオフ沿いをドリフトしていきました。 ドロップオフ上の稜線にタイガーが居ないかチェックしながら、進んでいきます。
表層をカツオの群れが走ったのを頃合いに、ギンガメアジが頭を向けてる方向に沖出ししてみると、すぐにハンマーが登場してくれました。
一度離れていきましたが、様子を伺ってる感じだったので、大人しくして待っていると、また、近くに寄ってきました。
それも別のハンマーも連れてくるという仕事ぶり。

透明度:15m〜25m
水温:25度















※今回の写真はお客様から御借りしました。
Muchas Gracias!!! Amigo y Amiga!!!

報告者 ロレンソ、ペドロ、ルイ



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執筆者
赤川 紫珠子

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