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メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Socorro Islands -APR 05, 2014 DEPARTURE その2
2014.04.19

ダイビング4日目にロカ・パルティーダに到着。 凪いでる、凪いでる。本日より二日間ロカ滞在予定です。強い流れが当たっており、非常にいい感じです。
1本目、2本目、ハンマーの大きな群れの他、ガラパゴスシャーク、シルバーチップ、ダスキーシャーク、シルキーシャークも入り乱れ。
中でも2匹のガラパゴスシャークは体長もボリュームもあって、ブルシャークのような迫力をしていました。 もちろん、テラスでのホワイトチップの添い寝も確認。
水面は穏やか、水中は流れがしっかり当たってくれており、ロカ・パルティーダでのダイビングにとっても理想的な海況!
3本目、ハンマー狙いに徹してエントリー。 エントリーした瞬間、イエローフィンツナが捕食モードで、凄い勢いで動き回ってました。
ガラパゴスシャーク、シルバーチップが多数群れているエリアで少しタイミング待ちしてから、岩壁から離れてドリフト開始してみると、間もなく3,40匹くらいのハンマーの群れにHIT!
群れに数匹混ざっていたガラパゴスやダスキーが、ダイバーを怖がらない事もあってか、
ハンマー達も、何度か近くまで頭を向けて寄ってきます。そして、群れが通り過ぎて、見えづらくなってしまっても、また、Uターンして戻ってくるのを繰り返してくれたので、比較的長い時間帯、ハンマーの群れをみることが出来ました、
ただ、その分、潮に大分流されたので、岩壁に戻るのに残りのダイブタイムの半分以上を使ってしまいましたが(笑) それでも、その価値はあったかなーと。
4本目も当然ハンマー狙いでエントリー。3本目でハンマーの群れがいた側は、流れが強まってるものの魚影は薄まってる印象でした。
潮をうまく避けれるゾーンに場所を移動して、様子を見る事にしました。
流れの当たりが弱い南西エリアは魚影が穏やかなものの、レインボーランナーだけ逃げるように走り抜けていったので、レインボーランナーの逃げてきた方向に、ちょっと勝負をしに出かけてみました。
他の魚影が何もいなくなったくらい岩壁から離れたところで、ハンマーの群れ登場。
透明度が悪く、群れの奥行きが分かりづらいものの、手前のハンマーはノリノリに頭をフリフリさせて泳いでます。
水深も20mちょっとなので、あまり流れも水深も心配する事無く、集中して群れを堪能できました。

透明度;15m〜45m
水温;24度



ダイビング5日目もロカ・パルティーダ。
1本目は、昨日と同じ潮。そこでエントリーして、すぐに南東からドリフト開始。
ただ、2本目は、流れは強く当たってるものの、当たる角度が真北から北東に変わったせいか、南東にはハンマーは1匹しか見れませんでした。(もちろんガラパゴスやシルバーチップ、シルキーシャークはワイワイガヤガヤ)
昨日の4本目の件もあったので、南西に回り込んで、安全停止になったところで最後にもう1匹。
2本目は、北の様子を確認してから西。
流れの強く当たる南東は、ガラパゴス、シルバーチップの群れが潮上に頭を向けて、ずっと漂っていてます。 まるで!
その後、潮の角度を考えて、南西にハンマーを探しにいってみたら、100匹以上の大きな群れに当たりました。
西は透明度が落ちてるのですが、それでもこれだけの数だと、見逃さずに済みますね。
4本目、南端に向かうまで西壁から離れてドリフトしていると、3本目と同じ100匹以上の大きなハンマーの群れに当たりました。
ハンマーを期待して大きなハウジングのカメラを持参されていたダイバーさんがすぐ間近に居てくれたので、透明度は濁っていたのですが、しっかり撮影してもらえました。その後も南端までいって、ガラパゴスの河のような群れを眺めてからエキジット。
今回のロカ・パルティーダは、流石!のサメ祭りでした。

透明度;25m〜40m
水温;24度



ダイビング6日目はサン・ベネディクト島に戻ってきましてエル・キャニオンでダイビング。
ポイントブリーフィング時から、イルカが入り込んできています。ベストタイミングといって良いでしょう。 期待通り、エントリーしてみると、イルカの鳴き声が聞こえてきます。 時を待たずして、1頭のイルカが私達の間に遊びに来てくれました。
マンタのクリーニングステーション周りが魚影も濃く、雰囲気が良く、ギンガメアジもリバーとなって群れています。
そこで、ちょっとドロップオフ側に泳いでみると、ハンマー1匹。 ゆっくり調査ブイのあるホットスポットに移動してみると、3頭のイルカ、そしてハンマー、また1頭のイルカ、そして又ハンマーと、ホットスポットの稜線から離れなくても、右に左に大忙しです。
特に3頭のイルカは波長を合わせるように、何度も私達の周りで、楽しませてくれました。
安全停止には、再びマンタのクリーニングステーションに戻ったのですが、ここでも子イルカが遊びに来てくれ、歌を唄うかのように、戯れてくれました。
とても美しいダイビングをする事が出来ました。
2本目もエントリーしてまもなくドロップオフ側でハンマーの群れ。 流れが無い割にハンマーがよく出没してくれます。
ホットスポットでも同じハンマーが何度も周遊してきました。 クリーニングステーション上での安全停止時には、マンタ登場。
どうしても、エキジットする頃合いのタイミングを失ってしまうので、うれしい悲鳴です。
3本目、クルーズ最後のダイビングです。 最後だし、マンタとのんびりしたいね、という事で、クリーニングステーションでマンタを待ってみたのですが、なかなか現れず。 あいつら、こういう時には見透かしているように、出てきてくれないんですよね〜。
そこで、ドロップオフ沿いの稜線を流していると、ギンガメがトルネードを巻いていた付近のオフ側ですぐに1匹ハンマー。 シャイな子で数秒程で逃げていってしまいました。 稜線上でストーカーのように、ずっと付いてまわるシルキーシャークを見習ってほしいものです。
ダイブタイムの後半は、日本庭園風で砂紋のきれいな砂利地形で、グループ撮影や、フィンを脱いで宙返りをしたり、浮遊するフィンにサーフィンライドをして、おふざけしてました。
バレンティーナ号の近くに集まるパシフィッククレオールフィッシュの群れの中に入って安全停止をしていると、最後にマンタがお別れを言いに登場してくれました。 「だったら最初に来いよ〜」と思ったのは内緒です。
ダイビングが終わるのを待ってくれてたかのように、風と波がちょっと強まってきました。 ダイビング期間だけ、図ったかのように凪いでくれたのは、本当有難い限りです。
めでたし、めでたし。

透明度;15m〜30m
水温;25度




















※今回の写真はお客様から御借りしました。
Muchas Gracias!!! Amigo y Amiga!!!

報告者 ロレンソ、ペドロ、ルイ


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執筆者
赤川 紫珠子

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