世界の海からこんにちは


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メキシコ・ラパス
M/V Valentina_Socorro Islands -JAN 17, 2015 DEPARTURE その1
2015.02.13


今回のトリップは、日本人、カナダ人、フランス人、ロシア人、チリ人、ブラジル人、メキシコ人のスーパー混在トリップでした。 とっても楽しかった〜!


01/19 ダイビング初日
1本目:ラス・クアビタス
水温25度、透明度10m-14m
ENした岸寄りの浅瀬は透明度がかなりガッカリ具合だったのですが、沖出しするに連れて、回復してきたので、ひとまずはホッとしました。 そんな透明度の中でも、ウェイトチェック完了して、水底に集合するまでの間に早くもマンタ登場。 定番のトンネル内には身篭ってるホワイトチップ。 砂地にはダイヤモンドスティングレイ。  クリーニングステーションに移動すると、再度マンタ登場。 安全停止中にも水面までマンタが寄ってきてくれました。

2本目:エル・キャニオン
水温25度 透明度17m
ENしたところに大きなマンタが2連。 しばらくの間、全くもって泳いで移動する必要がありませんでした。 逆潮な事もあって、棚上の砂地から西棚にゆっくり向かっていく最中にも次々と別個体のマンタが現れてきます。 ブラックマンタも珍しくないのが、ソコロクルーズの特徴ですね。 見上げるとギンガメが渦を巻き始めています。 安全停止もパシフィッククレオールフィッシュの群れに囲まれてのEXとなりました。 午後以降、潮が戻るようなら、ハンマーも期待できそうです! 

3本目:エル・キャニオン
水温25度 透明度15m
2本目同様、ENするとやはりマンタが待ち構えてくれていました。 潮止まりでしたので、ダイビング後半くらいから潮が戻りそうな気配。 そこで徐々に東棚の稜線沿いにホットスポットに向かいます。 調査ブイの近くで、マンタ2枚。 やはりそのうち1枚はブラックマンタです。 少しづつ南の沖から魚が集まり始めましたので、その頃合いで、ドロップオフ沿いに沖出ししてみると、細身でしたがハンマーが3個体、出入りしてくれました。 透明度がイマイチでしたが、あまりダイバーを嫌がる様子も無く、何度も寄ってきてくれました。 最後の安全停止は、マンタを期待してマンタロックまで戻りましたが、下心出し過ぎたのでしょうか、これにはさすがに失敗。  何事も謙虚さが必要ですね〜。

4本目:エル・キャニオン
水温24度 透明度13m
今日は終日透明度がイマイチでしたが、東棚のホットスポットに向かうとホットスポットの南側に、まずはでかハンマー1個体。 体が大きい分、ダイバーを怖がらないのか、長らく近距離を周遊してくれました。 少し魚影が移動し始めたので、それに合わせるようにホットスポットから移動をしてみると、中層15m付近に、やはり大きいハンマーのシルエットが。 そしてその真下の稜線にて2体こちらもでかハンマー。 東西の狭間にある根まで流したところ、別の2個体でかハンマーが、仲良くシンクロするように現れてきました。 最後は西棚にあるリサーチブイまで移動して安全停止に入りました。
ディナー時には、Mikhailさん、Mariaさんの19年目の結婚記念日のお祝いを皆でいたしました! 20年目もバレンティーナ号に帰ってきてね〜!


01/20 ダイビング2日目
1本目:カボ・ピアース
水温26度、透明度30m
サン・ベネディクト島からソコロ島に移動してのダイビング。 本日は2本終了後にネイビーチェック(必須)を予定しています。
まずは朝一のカボ・ピアース。
EN前からポイント近くの沖にザトウクジラが確認でき、自ずと期待は高まってきます。 ENしてすぐにクリーニングステーションにて予定通り(?)マンタ2枚が登場。 まだ流れが弱い様子でしたので、棚先まで足を伸ばしてみると、ザトウクジラの鳴き声がぐんぐんと近くなってきます。 棚上待機して鳴き声の方向確認をしていると、マンタがどんどん集まってきて、4枚同時に1フレームに収まるくらい集まってきました。 そうしているうちにも、鳴き声はさらに近く大きくなってきます。 1週間前にロカ・パルティーダでダイビング中にザトウクジラに遭遇できましたが、その時よりも声は近く、周囲をキョロキョロしつづけてしまいます。 結果は、ロレンソグループ、ラログループともに見事にザトウクジラGET!!!!!!!!!  そしてルイグループはといいますと、、、、、、マ、マンタと一緒に安全停止後も10分間水面で遊びましたから(汗)

2本目:カボ・ピアース
水温26度、透明度30m
いい感じで流れがドロップオフに当たっています。 つい棚先に行きたいところですが、EN前から2本目は、まったりダイビングのリクエストあり。 まずは潮陰から慎重にEN。 流れの柔らかいところでマンタがグルグル。 潮の当たっているエリアをチェックしましたが、魚影がイマイチ。 流れの強さの割に、ハンマー出そう感が無いんです。 そこで、心置きなく、まったりモードに切り替えられました。 潮陰エリアに回り込み、 マンタが寄ってくるのを待っていると、4枚のマンタが連なり、シンクロナイズトスイミング状態。 ダイバーに求愛してくるようで、全くEXが出来ません。 マンタで有名なソコロですが、これは、本当にレア!! 何度も水面に上がって他のグループ、ディンギーの安全を確認しながら、怒られるの承知でダイビング延長しちゃいました。 ロレンソからこっぴどく怒られるかと思いましたが、ダイバーさんが喜んで帰ってきた様子を見てか、「気をつけてよねー」程度で済みました。 でも、この場を借りて、全ダイバーさん、全関係者さんにもお詫びします。 自己中ダイビングしちゃって、すいませんでした!
ランチ後、ネイビーチェックを受けてから、ポイント移動。


video by our guest Rodrigo


video by our guest Patrick


3本目:プンタ・トスカ(コーブ)
水温26度、透明度12m
崖下にENしたところに、シルバーチップ(baby)とシルキーシャーク(baby)が1匹づつダイバーの真下をグルグル。 babyじゃなかったら、ちょっと怖かったかも。 ゆっくりと稜線方面に進みながら、タコやロブスターを見つけて楽しみました。 1つの狭い窪みの中をウツボ、ロブスターがギュウギュウ詰め、なのに仲良く暮らしている様子は不思議なものです。 時々にホワイトチップ、シルキーシャーク、ガラパゴスシャークがやってきますが、このエリア、どれもbabyなんで可愛らしい癒し系なサメ達です。 安全停止前は魚影のあるところで、カスミアジの小隊やギンガメアジの群れを見ながら、EX。 ここでもシルキーシャーク(baby)、やけにダイバーに向かって一生懸命泳いでくるのです。 この子達が大人になったら、けっこー怖いと思います。
4本目後の、後光が差してるようなサンセットがとても綺麗で象徴的でした。


01/21 ダイビング3日目
1本目:プンタ・トスカ(西岬)
水温25度、透明度30m
昨日よりも透明度も良く、一安心といったところです。 砂地でエレクトリックスティングレイを見ながら、ドロップオフ稜線の浅瀬側をゆっくりと移動します。 ロブスターやウツボを見ながら、マンタが来ないかチェック。 稜線が、T字路のように分岐する地点から、ドロップオフ側をチェック開始します。  すると中層16〜18m付近に大きいグレーのシルエットが見えてきました。 EN前にはザトウクジラが近くに居たので、クジラの赤ちゃんかとも思いましたが、中層を泳ぐそぶりも無く、ぽかーんと漂ってます。 徐々に距離を詰めてみると、YES!  体長5m程のタイガーシャークでした!(証拠写真無し!) その後同じエリアの稜線近くにハンマー1個体近づいてきてくれました。

2本目:プンタ・トスカ(西岬)
水温25度、透明度35m
1本目には出会えなかったマンタですが、今回は、クリーニングステーションに威風堂々と登場。 ホッと一安心。 1枚のマンタと戯れてると、もう1枚ブラックマンタが加わってきました。 岬の先端までハンマーを探しにいきましたが、こちらは残念。 今回サメはシルキーとホワイトチップまでとなりました。


video by our guest Patrick


video by our guest Patrick


3本目:プンタ・トスカ(東岬〜ミドルポイント)
水温26度、透明度30m
午前中に潜っていないエリアへのEN。 アオウミガメが居たので、タイガーシャークも近くにいないか、稜線沿いをしばらくチェックしながら移動。 流れが無く穏やか過ぎる感じなので、岬間中央にある根にマンタや、その先沖合にハンマーが居ないかどうか探しにいきました。 中央の根を離れ始めたところでハンマーようやく1個体。 ダイバーとは一定の距離を保つもののすぐに逃げない感じなので、近くにいる群れを守るための囮かもしれません。 ただ、最後は去った方向ではなく、見えてきた方向に群れを探しに行きましたが、空振り! うーん、ハンマーとの騙し合いに負けた気分。

4本目:プンタ・トスカ(ミドルポイントから西岬)
水温26度、透明度30m
4本目は両岬間の中央の根近くでEN。 根回りには相変わらずマンタは居りません。 うーん、マンタが中々見れないで苦戦するとはソコロでは、ある意味、珍しい。 ただ根の離れ、ほぼ3本目と同じ場所にハンマー1個体。 ハンマー探す為、さらにその先南の中層をドリフトしながら、西の岬先端へ移動。 西の岬先端でハンマー1頭&ハンマー2頭。 ようやく出始めてくれました。 この後、稜線のドロップオフ側に入り込みたかったのですが、岬先端に流れが当たり、ダウンカレントがあったので、回避して、そのまま空飛ぶようなドリフトwithカレントに変更。 ディンギーに上がっている最中にキハダマグロとハンマー別個体も登場してくれました。
本日は、陽が暮れてからの月(新月明け)がとても綺麗でした。 ディナー後にマリンバイオロジストであるアレキサンドラによるシャーク・プレゼンテーション有り。

2本目の出発時間にDMのラロが現れる事が出来ませんでした。 腹痛に襲われてしまい、ギリギリまで休んだのですが、回復せずのアクシデント。 その後の3、4本目ともロレンソ、ルイの2グループに振り分け直して対応させていただきました。 幸いにもラロは翌日には元気にダイビング再開。 より深刻な症状にはならずに良かったね、ラロ。



















※今回の写真はお客様から御借りしました。
Muchas Gracias!!! Amigo y Amiga!!!


報告者 ロレンソ、ラロ、ルイ


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執筆者
赤川 紫珠子

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