子育てスズメダイ

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マダンでよく見かけるスパイニークロミスの幼魚です。
魚にしては珍しく、子育てをするスズメダイなのです。
子がある程度大きくなるまで親が面倒を見ます。しかも夫婦で!
外敵が近づくと親が追い払おうと攻撃して守るそうです。
という生態のはず。
でも、この子らの親、近づいた時に真っ先に逃げていきました。
危険が近づいたら子供置き去り!?

親子で撮りたいのですが、マダンではどこの家族も親が真っ先に逃げてしまい、なかなかそういうシチュエーションで撮ることができません。

ガイドするときも紹介したくても紹介しにくい魚ナンバーワン!

でも稚魚、幼魚は逃げず、年中見ることができますし、大きさは極小から大まで各成長過程を見ることができます。

地味な魚ですが、
数あるスズメダイの中で卵が孵化するまで守るスズメダイはいても、
スパイニークロミスは子育てもする唯一のスズメダイ。

子が少し大きくなると、親が体から粘液を出し、
それを子供がつついて食べるという生態も見られるそう。

さらに親が子供を追い出すこともあるそう。
これは親が次に繁殖に移るために、
他の両親に自分の子供を預けて育ててもらうという行動なんですって!
人間でいう養子に出すみたいですね。

いつかそういった行動を観察してみたいものです。


パプアニューギニア・マダンリゾート
ニューギニダイブアドベンチャーズ
TAKA

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このページは、m15が2018年1月27日 16:34に書いたブログ記事です。

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