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タイ・プーケット
 
2009/12/31   12/31 シミラン・リチェリュークルーズ   SSD4号

この日潜ったポイント

<1>Boulder City
<2>Shark Fin Reef
<3>Anita’s Reef NO.5 & NO.6


本日1本目はボルダーシティーからスタート。潮流の影響によりすくすくと成長した人間大のウミウチワ間を縫いながら、ダイナミックな地形を堪能していただくコース取り。
積極的にお目当ての“サメ”を探すも発見には至らず・・・何か出そうであったのですが。。。
【スカシテンジクダイ】や【キビナゴ】の群れが半端じゃなかった!!本当に前が見えないし、、、

2本目はシャークフィンリーフ。前ダイブ同様にダイナミックな地形を堪能しながら、【インディアンフレームバスレット】や【ハナダイギンポ】を見つけていただく宿題を課しましたが、生憎の激流。。。(泣)そんなにまったりしている場合じゃなかった。(焦)時折、擦れ違うガイド人が目で訴えております。
「この激流どおしたらええねん・・・」。
ダウンカレントにも悩まされつつもシャークフィンの巨大岩を盾にしてのダイビング。
オーバーハングの下では大きな【アカエイ】が隠れておりました。体隠して尻じゃくて尻尾隠さずかな??おいらでも簡単に発見することができました。

シャークフィンリーフは巨大な岩が横一列に続き、誰も確認したことはありませんが、その距離は約800〜1,000mと言われており、自然の造形と呼ぶにはあまりにも不思議な構造物が続く。幻の大陸「スンダランド」の一部だったかも??という諸説もあります。おいらがこのシミランに来たばかり頃はこのダイブサイトが一番嫌いだった。あまりにもダイブサイトが巨大過ぎて、毎回エントリーポイントは違うし、おいらは何度潜ってもなかなか地形が覚えることができなかった。この特徴的な岩に自分で「食パン岩」とか「おにぎり岩」とか・・・勝手に名前を付けてなんとか克服しようとしている時期があった。そして今回、この激流に乗っかり、最近ではなかなか行くことができなかったこのエリアに行くことができ、「食パン岩」は数年前と全く同じく威圧感があった。昔の光景がフラッシュバックしてしまい、ガイドをしながら一人感傷的になっちゃたよ。。。
おいら的にはこの「スンダランド」を堪能するには南側がおススメです。

ちなみになんとここで【マンタ】や【トンガリサカタザメ】を見たチームもあったようです。羨ましい・・・


3本目はアニータズリーフ。今回はここで【ハナヒゲウツボ】幼魚を発見!!!まだまだおいらの小指サイズで小さいですが、とってもキュート!!ダイバーの行き来が非常に多い場所のため、気付かれずに踏み潰されないか心配。これからこの子の成長を見届けたいものです。どこにも行かないでね!!

前回のトリップでこの根を訪れた時はダイバーだらけで信じられない光景でしたが、この日はほぼ貸し切り状態。何とも贅沢極まりありません。潮当たりの良い場所で【ハナダイギンポ】を発見。【キンギョハナダイ】に混じり一生懸命泳いでおりますが、束の間に息抜きのために、巣穴に飛び込んでこちらをウルウル目玉でこちらを見つめております。これまたとってもキュート!!メキシコ・ラパスのアシカの赤ちゃんに通じるものがあります。
この根で遊んでいるといつも【ホンソメワケベラ】の熱烈な洗礼を受けます。傷口やかさぶたならまだしも、おいらの耳の周囲まで掃除をしてくます。そんなにおいらの体は汚いのかな・・・


水温 28〜29℃
気温 32〜33℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご
 
 


2009/12/30   12/30 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号

この日潜ったポイント

<1>Richelieu Rock
<2>Richelieu Rock
<3>Koh Tachai Twin Peaks
<4>Koh Bon West Ridge


年末年始にかけて沢山のクルーズ船でシミラン諸島が賑わっております。

やってきました!!リチェリューロック!!!
ここ2〜3年は年末になるとなぜか風が強く吹き、天候が悪天することが多く、リチェリューロックまで北上できないときもありました。しかし、本年度は驚くほどの凪凪状態!!おいらならびにお客様の念願であるリチェリューまで無事に北上することが出来ました。
そのシミランクルーズの中でも人気ナンバー1のダイブサイトであるため、ある程度の混雑を覚悟しておりましたが、なんとたったの3隻のみ。この数じゃ〜普段よりもボートの数が少ないかも・・・贅沢にもアンダマン海の至宝をほぼ貸し切り状態で潜ることができました。


エントリー早々に【ブラックフィンバラクーダ】の群れに的中!!!
男性の腕っ節ぐらいあるプリプリ太った個体には惚れ惚れしてしまいます。

そしてそのまま潮表に回ってみると【イエローバンドフージュラー】や【ユメイロモドキ】が大爆裂!!
【マブタシマアジ】、【オニアジ】、【マテアジ】などのハンター軍団も登場。グルグル追っかけまわしておりました。特に【オニアジ】は100〜150匹くらいの群れを形成し、終始リチェリューの根の周りを周回しておりました。
中でも注目なのは【イトウオニヒラアジ】(※以前まではハーバーズトレバリーと英語名で紹介しておりましたが、どうやら日本語名もきちんとついているようです。A兄貴!!ありがとうございます!!)にも会うことができました。3年前に名物のギンガメアジの群れが消えてしまって以来、代わりと言ってはなんですが突如現れた謎の模様をした。ギンガメアジに似ているようで・・・尾びれの上部先が黒いのが特徴。
昨シーズンまではどこかのビデオカメラのCMじゃありませんが、まるで手の平サイズでしたが、今シーズンはさらに大きく成長しておりました。

今回おいらが担当したチームはひたすら大物もしくは群れを狙いの人たちばかり
リチェリューロックの人気者の【タイガーテイルシーホース】【フリソデエビ】【ニシキフウライウオ】を紹介するも、ほぼ全員が軽く一瞥するのみ。。。レンズがワイド使用だから仕方がないっすよね。。。(汗)

【キンセンフエダイ】が一か所に固まり、ぐっちゃり巨大な集団を形成していたのが最高でしたね・・・突如その黄色の集団のそばに現れたのが、魚雷のような特大サイズの【オニカマス】。軽く女性の太もも周りはあると思います。しかも【ツムブリ】を数匹従えているし。。。こいつと目があった時は少しだけ背筋がゾクッとしてしまいましたよ。

この日のベストダイブはコタチャイツインピークス。
エントリー直後にダイバーを拒むような強い流れ。この流れにもめげずに潮表までいどうすると・・・そこにはなんと【ギンガメアジ】の群れが一面に広がっておりました。おいら達以外には他のダイバーもおらず、写真の取り放題でした。次に登場は【ブラックフィンバラクーダ】の大群!!!先頭のバラクーダを上手にコントロールしながら“バラクーダトルネード“をとことん堪能しました。
そして、毎度コタチャイ名物の【イエローバックフージュラー】【クマザサハナムロ】のイエローカーテンとブルーカーテン。本当に目の前がみえなくなるよ・・・【カスミアジ】、【ロウニンアジ】がこれらの群れに突撃を繰り返すたびにゴゴゴゴゴごォォォォォ・・・と地響きのような音を立てておりました。本当にアドレナリン大放出!!シビレマシタヨ!!

4本目はマンタに思いを馳せ、コボンで潜りましたが残念ながら拝見することはできず。
その代わりに潮に乗っかり【マダラトビエイ】が登場。久しぶりにお目にかかりました。
リッジの先端付近では【カスミアジ】が集団を形成してのが、かっこよかったなぁ・・・

水温 28〜29℃
気温 30〜32℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご
 
 


2009/12/29   12/29 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号

この日潜ったポイント


<1>Elephant Head Rock
<2>Deep Six   No.7
<3>East Of Eden   No.7
<4>Three Trees   No.9
<5>Beacon Reef   No.8 ※ナイトダイブ


この日はエレファントヘッドロックからスタート。水面から3つの岩が顔を出しており、とある一つの岩がゾウの顔に見えるらしい・・・その他、シミラン諸島にはカメの形状をした岩、ディズニーキャラクターのドナルドダックにそっくりな岩など、ユニークな形をした岩が点在します。

話を元に戻して、ダイナミックな地形が売りのこのポイント。
いくつものスイムスルーを抜け、たまに行き止まりもありますが、、、オーバーハングやチャネルなどを満喫していただきます。そして上を見上げるとそびえ立つようなタワーのような岩。見る者を圧倒します。中層に目を向けると【クマザサハナムロ】や【ムレハタタテダイ】がきれいな群れを形成しておりました。
 スイムスルーを抜けた時に【タイマイ】と鉢合わせになった時は、お互いに驚いておりました。(笑)

2本目はディープシックス。
サメなどの大物を求めて、思い切って大外周りのコース取りにしたのですが、残念ながら大物に遭遇するに至らず。うううう・・・どうしたものでしょうか???時折、頭上で大きな【イソマグロ】が往来しておりました。
その他、【マダラタルミ】や【ヤッコエイ】などなど・・・
途中、比較的浅い深度で【アケボノハゼ】を発見することができたので、全員でゆっくりと写真撮影をすることができました。実はこの個体を紹介する前に別の場所で【アケボノハゼ】を紹介する予定でしたが、その際に間違って逃がしてしまったので、無事にリカバリーすることができ一安心です。

その後ボートに戻り、お客様に声を掛けられる。

「けんごさ〜ん、この写真をみてくださいよぉぉぉ・・・」

そこにはなんと【オオモンカエルアンコウ】が!!!

「ええええ!!!全く気付かなかった・・・」

やっちゃたよ。。。。おいら達ガイド陣・・・(泣)
ガイドが発見できず、お客様が獲物をゲットすることがよくある話。
担当のタイ人ガイド共に肩を落としておりました。次こそは必ず・・・

心機一転、3本目はイーストオブエデン。
この日は流れに身を任せて、一気にエデンの園をドリフトで流します。
ハンター軍団の【カスミアジ】や【イケガツオ】が続々登場!!!そしてプリプリに太った大御所【イソマグロ】のお出ましです。
リーフでは【インディアンフレームバスレット】のオスが5匹くらい同時に背びれを広げてアピールをしているのが印象的でした。
エデン名物のソフトコーラルの根を上から下まで堪能した後は、最近ヒノマル急上昇中のジャパニーズガーデンに突入!!!見事に津波から復活を遂げた枝サンゴとその上を乱舞する無数のスズメダイは見る者を魅了するに違いありません。マジで最高っす!!!!

本日、最終ダイブはスリーツリーズ。
お客様のみならずおいらもそろそろ大きなものが見たい。。。
おいらの背中を突き刺すお客様の視線が痛すぎる・・・

先ほどのダイビング同様に流れに身を任せて、一気にドリフトで流す。
血眼になってサメを探すも全く発見することができず・・・
これは本当に困った、困った。。。

お客様が諦めていたかもしれないけど、おいらは決して諦めていなかった!!
やりましたよ!!!ついに念願の【トラフザメ】をゲット!!!
岩のそばで流れを避けるように身を潜めて休んでおりました。
あまりに嬉しすぎてお客様と一緒にガッツポーズをしてしまったよ・・・

リーフに戻ってくると、再び【タイマイ】がお出迎え。“カメ”運だけは本当にあるかも・・・

水温 28〜29℃
気温 30〜32℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご

 
 


2009/12/27   12/27 シミランディトリップ SSD3号

この日潜ったポイント

<1>Koh Bon West Ridge
<2>Koh Bon West Ridge


この日はクルーズではなく、ディトリップトリップでコボンまで遠征してきました。

そろそろシーズンも深まり、マンタが出現しているとか出現していないとか・・・いろいろな噂を耳にします。本日の結果は如何に??

まず1本目はコーラルガーデン側からのエントリー。
潮流にのり、ゆっくりとドリフトでリーフを流します。
少し沖のほうに突き出た根があり、この日はちょうどそこに潮が当たっていたのでお魚でドエライことなっておりました。
まずはお客様リクエストの【アケボノハゼ】を紹介。
この日は深度23mくらいで観察することができました。

その後少し深度をあげると前方に何かを一所懸命に凝視している白人のグループを発見。
何を観察しているのかな??と恐る恐る覗きをしてみると・・・
その正体はなんと【ハナミノカサゴ】
しかも黒色の個体が3匹、ヒレを広げて整列をしておりました。
まさしくその光景は黒い三連星!!!
白人さんには絶大な人気を誇る【ハナミノカサゴ】(※英語名ではライオンフィッシュといいます)
この光景を撮影するために順番待ちが出来ておりました。

その後、さらに深度を上げて【ワヌケヤッコ】や【キンセンフエダイ】をじっくりながらそのままドリフト続行。時々鳴らされるベルの音に反応するも、マンタが出た気配はなし。

途中、【ムカデミノウミウシ】を発見しお客様に紹介するも、次から次から大・中・小のサイズの個体が出るわ出るわ・・・少し拍子抜けかな??この同じ根だけで10匹くらいいたと思う。この同じ根にいた【イヤースポットブレニー】がもっとキュートだった???


2本目は先ほどと違ってウォールサイドからエントリー。マンタ狙いで一気にリッジサイドを目指します。しかしながら、この日はサーモクラインの影響で透明度・水温ともに急激にダウン・・・(泣)

中層では【イエローバックフュージュー】が大爆裂!!!!
本当に一面が黄色一色!!
透明度が良ければ最高だったのに、、、少し残念。
そして【カスミアジ】の群れが縦横無人に泳ぎ回る!!20匹くらいの編隊を形成し、おいら達をよそ眼に悠々と泳ぎ去っていきます。明らかに向こうからおいら達のほうに接近してきているような。。。


が、その時!?!?

なんと【マンタ】様!!降臨!!!

目の前は縦横無人に泳ぎ回る【カスミアジ】の群れ。
頭上には流れに乗り、雄大な姿を誇示しながら泳ぎ去る【マンタ】
あなたならどっちに行きますか???
昨日同様に、お客様が2手に分かれてしまった。。。

最後は再びリッジに戻り【クロコショウダイ】や【アミメフエダイ】の捕食シーンを見て終了。
今シーズン、コボンで初マンタゲットです!!!
これからもっと目撃例が増えてくるにちがいありません。


水温 28〜29℃
気温 30〜32℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご
 
 


2009/12/26   12/26 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号

この日潜ったポイント

<1>Christmas Point   NO.9
<2>North Point   NO.9
<3>Three Trees    NO.9

 この日はクリスマスポイントからスタート。
 最近近頃、このポイントにおいて目撃例が多い【トンガリサカタザメ】。もちろん、おいら達も狙わせていただきます。昨日、ゆっくり紹介することができなかった【アケボノハゼ】をここで再度紹介をすることに・・・
減圧を心配することなく、じっくりと写真撮影を行うことができました。
その他、【ハタタテハゼ】や【アンダマンダムゼル】などが視界に多々入ってくるも、肝心の大物は現れず。
 安全停止前に巨大な【ナポレオン】が横切ったのが唯一の収穫かな??
 浮上してみると、水面で待機しているクルーズ船とディンギーボートの数に少し驚かされました。

 再び気を改めて、2本目はノースポイント。
 このまま、何も大物をゲットすることなくクルーズが終了してしまうのか?お客様には決して悟れないようにポーカーフェイスを装っておりますが、実は顔面蒼白状態。

 透明度も良く、潮流もほとんどなし。お客様のスキルも全く問題がなかったので、久しぶりに沖にある離れ根までチャレンジしてきました。

「虎穴に入らずんば虎児を得ず」

 ガイド中は常に自分に言い聞かせておりましたが、相変わらず何も出ない。。。ガイドとしてそろそろ汗が滲みます。おいら達このまま虎穴に入って、親の虎に殺されちゃうのかな??と心配した時に・・・!!!
 ついに登場!!おいら達の願いが通じました!!【トラフザメ】です。
おいら達の目の前を泳ぎ去ったと思いきや、そのまま水底に着底をしてくれました。
 絶好の写真撮影チャンス!!!さらに潜降の準備と。。。
 のはずが・・・上を見上げてみると、
 なんと【マンタ】様降臨です!!!しかも2匹!!!
 あなたならどっちに行きますか???
 水底の【トラフザメ】??それとも水面付近の【マンタ】??

 興奮冷めやらぬまま最終ダイブのスリーツリーズ。
 先ほどの勢いを保ったまま、砂地で“サメ”狙い!!!
 と行きたいとこですが、意外に砂地でのんびり、まったり・・・
 お客様全員が砂地でインド洋固有種のハゼとにらめっこ。【オーロラパートナーゴビー】、【ブラックシュリンプゴビー】、【ヒレナガネジリンボウ】、【ブラックチンスリーパーゴビー】などなど。
 浅場のコーラルリーフでは【エバンスアンティアス】の群れを拝見し、最後に再び【タイマイ】が登場で終了。
 ミラクルよ再び!!!と願いましたが、【トラフザメ】は発見することはできずじまい。やっぱり先ほどのダイビングで大物運を全部使い果たしてしまったのかな??


水温 28〜29℃
気温 32〜33℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご
 
 


2009/12/25   12/25 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号

この日潜ったポイント

<1>Elephant Head Rock
<2>Deep Six   No.7
<3>East Of Eden   No.7
<4>Beacon Point   No.8

 昨晩はクリスマスイブと言うこともあり、まるで浴びるようにしこたま美味しいお酒を頂きましたが、ガイド、お客様誰一人スキップすることなくファーストダイブから参加です。感心、感心・・・

 1本目はエレファントヘッドロックからスタート。
 今シーズン、このポイントにおいては【マッコスカーズフラッシャーラス】が大盛況!!!
そこにも!!!またそこにも!!乱舞乱舞でございます。
 このポイントでは水深20m前後で観察をすることができ、写真撮影もじっくりと。。。オスがメスに求愛行動の時に背びれを瞬間的に広げてアピールを繰り返します。
 まるで扇子が舞っているが如きの泳ぎ方。ご機嫌ナナメの時はなかなか広げてくれないのが玉に瑕。
 他のサイトでは5〜6匹のメスに1匹くらいのオスの割合でハーレムを形成しておりますが、このサイトでは10匹くらいのメスに3匹位のオスの割合でハーレムを形成していることが多い。
 このオスたちが一斉に背ビレを広げ求愛を繰り返したときには◎★☆▼△▽▲◆!!!
 逆に目のやり場に困っちゃうよぉぉぉ・・・
 その反面、常連メンバーであったチーム“ヒカリモノ”【カスミアジ】や【ロウニンアジ】が少ないのが気になる・・・一体、どこに行ったのだ??

 2本目は先ほど見ることができなかった“ヒカリモノ”を求めてディープシックスへ。
 サメや大物を求めて大外周りのコースを取るも発見には至らず。。。やや消化不良気味。
 砂地では【アケボノハゼ】、【ハタタテハゼ】、先ほど同様に【マッコスカーズフラッシャーラス】はたくさんいるのだけどなぁぁぁ・・・
中層では【イエローバックフージュラー】、【ムレハタタテダイ】、【ブラックピラミッドバタフライフィッシュ】などなど・・・

 3本目はイーストオブエデン!!
 今回は流れの関係上、南から北上するコース取り。潜降早々にエデン名物のソフトコーラルの根に到達。おいら達のボート以外のお客様が全く居なかったために、独占させていただきました。下から上までそして隅々まで堪能することができましたよ!!!

 4本目はビーコンポイント。
 このポイントはチョウチョウウオとスズメダイの種類がやたらと多い。
 この日もそれらを中心に紹介をしていくことに。。。
 【コラーレバタフライフィッシュ】の群れはいつ見ても最高っす!!
【アンダマンバタフライフィッシュ】、【アンダマンコショウダイ】、【アンダマンドティーバック】、【アンダマンラビットフィッシュ】とアンダマン尽くし。
 最後にはとんでもないハプニングが!?!?
 なんと超レアキャラである【レモンチョウチョウウオ】が登場!!!
 あまりの興奮を抑えることができず、思わずお客様と一緒に追いかけっこをしてしまった・・・
 シーズン通じて片手で足りるくらいしか見ることができないと思う。


水温 28〜29℃
気温 32〜33℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご
 
 


2009/12/24   12/24 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号

この日潜ったポイント

<1>Shark Fin Reef
<2>Anita’s Reef   No.5、6
<3>New Deep Six   No.7
<4>Turtle Rock ※ナイトダイブ   No.8

 今回は日程上、コボン、コタチャイ、リチェリューロックまで北上することなく、シミラン諸島オンリーのクルーズスケジュール。
 毎日、巨大な岩が連なりスイムスルーやチャネルなどを通るダイナミックな男性的地形ポイント、一方、段々畑ようにソウトコーラルとハードコーラルが咲き乱れる癒し系女性的なポイントを潜りながら、インド洋ならびにアンダマン海固有種を心行くまで堪能していただきました。たぶん・・・

 まずはダイナミックな地形が売りのシャークフィンリーフからスタート。潜れば潜るたび、どうしてこのような構造物になったかいくつも疑問符が並びます。本当に不思議だ・・・
大きなウミウチワに【スカシテンジクダイ】や【キンメモドキ】がぐっちゃり覆い尽くしているのはシミラン諸島では毎度お馴染の光景。
【ミナミハコフグ】の成魚をよく見かけるのに、なぜか【ミナミハコフグ】の幼魚はあまりみかけない。。。なぜでしょう??【イエローバックフージュラー】も群れもさることながら、今回は【テングハギモドキ】が約100匹ほど悠然と目の前と通り過ぎる。中には婚姻色が表れた個体もあり、白色と黒色が入り混じっておりました。

 2本目はアニータズリーフ。
 アニータ名物のサンゴの根で今年初めて【クダゴンベ】にご挨拶。ますます御健勝のこととお慶び申し上げます。毎年安否が心配されますが、無事に今年もご健在!!しかもほとんど移動することがなく同じ場所でスタンバイ。かれこれ今年で何年目なのでしょうか???【クダゴンベ】は意外に寿命が長いのかな???
 その他白い砂地では【オーロラパートナーゴビー】を観察。尾ビレの火の玉印とホッペの赤い一筋の涙が目印。今年のおいらはあなたの尾ビレのように燃えておりまっせ!!!【ランドールズピストルシュリンプ】などの共生エビと一緒にいることが多く、このハゼとエビの行動をじっくり観察すると非常に面白い。一方【ヒレナガネジリンボウ】は背ビレが立っておらず、全くやる気なし・・・

 3本目はニューディープシックス。
 まずはピンポイントでエントリーをすることができたので【ハナヒゲウツボ】まで一直線。昨年より一回り大きくなっておりました。その後、透明度があまり良くなかったので、深度を上げて浅場のコーラルリーフでまったりダイブ。沢山あるヘラジカハナヤサイサンゴでは【テングカワハギ】を発見。同時に4匹もプカプカ泳いでおりました。


 本日最終ダイブは再びアニータズリーフでナイト。このポイントをナイトで潜るのはおいらにとっても非常に久しぶりかも・・・水深10mより浅い場所はほとんど着底する場所がないほどサンゴと岩がぎっしり!!【オオアカヒズメガニ】、【ゴシキエビ】などを見て終了。

なぜなら、今宵はクリスマスイブ!!!
一体、ビールのみならずウイスキーは何本ほど平らげた???
夜更けまで宴は続きました・・・


水温 28〜29℃
気温 32〜33℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご
 
 


2009/12/21   12/21 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号

この日潜ったポイント

<1>Boulder City
<2>Shark Fin Reef
<3>East Of Eden   NO.7

 ここ最近、午前中は風の影響により波が立つが、午後になると午前中の波が嘘のように収まり凪凪状態になる。この日はまずはボルダーシティーからスタート。
 【サザナミトサカハギ】が中層で尾ビレの上下から糸状に長く伸びているのが特徴。オスが求愛行動をする時、瞬時に鮮やかな紫色に変化するのは一見の価値ありです。
 そして【ハナヒゲウツボ】幼魚を紹介することに。。。目標地点に到着後、お客様に紹介をしようとした時に横から当然、韓国人ガイドが登場!?!?なんだコイツ??当然横入り??と思いきや、【ハナヒゲウツボ】ではなくて、その横にいた【ハナミノカサゴ】を撮影中。。。しかも、この行動のお陰で肝心の【ハナヒゲウツボ】は砂の中に引っ込んでしまったよ・・・(泣)さすがにお客様もこの行動には唖然・・・
 【スカシテンジクダイ】や【キビナゴ】などが至る場所で群れて【イケガツオ】が捕食を繰り返しているのが印象的だった。

 続いてシャークフィンリーフ。
 ここではあまり深度を取らずに、シャークフィンのダイナミックな地形を堪能していただくことに。エントリーポイントから近かったので、まずはピンクのイソギンチャクに共生している【クマノミ】を紹介。いつ来ても海に映えるピンク色が鮮やか!!!ちなみに年々、このイソギンチャクは大きくなっております。
 今回はほとんど流れもなくプカプカ浮いているだけ気持ち良いぃぃぃぃ!!!!
 ここでの圧巻は【イエローバックフージュラー】!!中層があたり一面敷き詰められておりました。一面が黄色の世界!!!一体どこまで続くのだろう・・・
 その後【ワヌケヤッコ】や【アンダマンダムゼル】を紹介。みんな興味津津で写真を撮影しておりました。


 今クルーズ最後はイーストオブエデン。
 この日はスズメダイ三昧!!!大きなウミウチワやイソバナには【ヤマブキスズメダイ】の幼魚が付いている。幼魚のサイズが小さければ小さいほどレモン黄色が鮮やか!!ちなみに成魚はなぜか3〜5匹で固まって泳いでいることが多い。
 また【ビオラリボンスズメダイ】(→ガイド中に名前をド忘れして名前が出て来なかった・・・)や【ローランズダムゼル】も紹介。

 エデン名物のソフトコーラルの根も言うに言わずもがな、その先にあるジャパニーズガーデンと呼ばれている枝サンゴ地帯がスゴイ!!!津波以後、これは修復不可能かな??と思われた枝サンゴもダメージも年々すくすくと成長中。そのスピードは驚異の一言に尽きます!!その上をまるで宝石箱をひっくり返した如く、【デバスズメダイ】や【カブラヤスズメダイ】が群れる群れる。

 是非一度このジャパニーズガーデンにお越しください!!

 まだまだシーズンが始まったばかり、、、そろそろシミラン諸島も本領発揮かな??

 余談ですが、今クルーズ中に誕生日を迎えました。今年もまたクルーズ船上です。
 齢3○歳となりましたが、日進月歩、これからもますますガイド業に精進して参る所存です。


水温 28〜29℃
気温 32〜33℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご
 
 


2009/12/20   12/20 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号

この日潜ったポイント

<1>Richelieu Rock
<2>Richelieu Rock
<3>Koh Tachai Twin Peaks
<4>Koh Bon West Ridge



 この日はシミランの宝であるリチェリューロックからスタート。

 まずは日本人ダイバーに非常に人気が高い【タイガーテイルシーホース】、【フリソデエビ】、【ニシキフウライウオ】のリチェリューマクロ三冠を紹介。実はフリソデエビは1本目で発見することができなかった。
気を改めて2本に挑戦と腹をくくるも、ボートに戻るとフリソデエビを見れなかった事実がタイ人ガイドにばれた。メキシコのラパスでハンマーヘッドを外した時同様に「どこを泳いでいるんだ???」「ちゃんと目を開けて泳いでいるのか??(※ちなみにおいらの目が細いため。)」など散々罵声を浴びせます。そこまで言われるとおいらのプライドが廃る!!!

 タイ人ガイドから大体の場所の助言を受けるも、あまりイメージが湧かないのが本音。とりあえずその付近に急行して血眼に捜すローラー作戦。行ってみて当たって砕けろ!!

いざその現場に着いてみると意外と簡単に発見!!!岩の間に隠れているのではなく、ガンガン前に出てきてワッショイワッショイ!!しかもビッグサイズ!!こんな大きな個体を見たのはプーケット水族館以来かも?今までこの“人生”ならぬ“魚生”の間、バレに生きて来れましたね・・・
あんたさぁ〜そんな前にいるとハタにパクっと食べらちゃうよぉぉぉ・・・
もちろん、お客様は楽チンで写真撮影が可能です。

 ボートに戻ってから、タイ人ガイドに無事に発見できたことと感謝の意を伝える。ついでに【ワヌケヤッコ】の幼魚のことを紹介すると、逆に羨ましがられましたよ!!!(笑)

 今回のクルーズのハイライトはコタチャイ、ツインピーク!!!流れの強弱によって魚の有無が左右されてしまう、とってもガイド泣かせのポイント。しかも最近あまり良い噂を聞いていない。。。
 この日は普段よりちょっぴり流れは強め・・・ガイド、お客様共に少しだけ緊張が走る・・・

 そんな緊張を解きほぐすように颯爽に【クマザサハナムロ】が登場!!あたり一面が一瞬にして真っ青の世界が広がる。そして続けざまに【カスミアジ】の群れが横切る!!本当に手が届きそうな距離まで急接近。お客さまもアドレナリン大放出!!!まるでほふく前進ように流れを上手にかわしながら、潮当たりの良い場所まで移動する。そして再びここでも【クマザサハナムロ】と【カスミアジ】が大爆裂!!!シビレルゥゥゥゥ・・・最後は【イエローバックフージュラー】の黄色の壁を突き抜けて終了。

 この日最後のダイブはコボン、ウエストリッジ。先ほどのダイブがちと激しかったため、コーラルガーデンでのんびりダイブに終始。この日は深度22mで【アケボノハゼ】を観察することができました。他のサイトと比較して透明度が少し悪く、プランクトンが多いため、そろそろ【マンタ】かな??と願いつつもこの日は現れず。次回に期待・・・

 そして今宵もビアタイム。夜遅くまで貴重な話を肴に楽しいビールを飲むことができました。お客様に感謝、感激でございます。


水温 28〜29℃
気温 32〜33℃
透明度 15〜20m

報告者 けんご
 
 


2009/12/19   12/19 シミラン・リチェリュークルーズ SSD4号

この日潜ったポイント

<1>Christmas Point   NO.9
<2>North Point   NO.9
<3>Three Trees    NO.9
<4>Lobster Bay   NO.9 ※ナイトダイブ


長らくお待たせいたしました。
ラパスでの赴任を終え、たっぷりとお腹周りに栄養分を蓄えて無事にプーケットに戻ってくることができました。
今シーズンも魅力的なシミランの海を紹介させていただきます。

 この日はクリスマスポイントからスタート。

 大きな岩がまるで高層ビル群のように立ち並び、横たわるというよりそびえ立つというイメージ。そして、その一つ一つの岩が非常に奇妙な形状をしております。スイムスルーあり、チャネルありととっても楽しい地形ポイントです。

シミラン名物の【スカシテンジクダイ】がソフトコーラルの根を覆い尽くし、その間から【ユカタハタ】がのそーーーーと顔をのぞかせる。毎度お馴染のシミランの光景です。
 そして中層を眺めると、【イエローバックフュージュラー】が川のごとく流れ続けている・・・
こちらもごく当たり前な風景なのにおいらは感傷的にしみじみと噛みしめる。

「今年もシミランに戻って来たんだ。。。
 今年もシミランを潜ることができるんだ。。。」

 そしてその横を巨大な【ナポレオン】が通り過ぎる。
「おかえりーーーー!!」とも言っているのかな?


 そして2本目はノースポイント。
 こちらもクリスマスポイントに負けず劣らず【キビナゴ】がぐっちゃり・・・その群れに向かって【イケガツオ】がアタックを繰り返しておりました。
 外洋を眺めてみると50匹程度の【サバヒー】軍団がグルグルと周回。まるで洋裁ハサミみたいは大きな尾びれには惚れ惚れしてしまいます!!!
 浅場に戻り、ゆっくりと枝サンゴを観賞。そして、【タイマイ】が登場。ダイバーなんてお構いなしにムシャムシャとサンゴを食べておりました。


 3本目はスリーツリーで、穏やかな流れに乗りながらドンブラのんびりドリフトダイビング!!

 辺り一面に広がる白い砂地では【オーロラパートナーゴビー】などのインド固有種のハゼを紹介。
 残念ながらお目当ての【トラフザメ】は登場してくれず。。。(泣)
 この日はとにかくプランクトンでおいらの敏感な肌がチクチクしていて、きっと大物がやってくるに違いないと確信しておりましたが、【マダラトビエイ】が流れに乗って登場してくれました。

 そしてこちらの浅場では【エバンスアンティアス】が乱舞乱舞。至る場所で観察することができました。もしかして昨年より数が増えたかな???
ここでもまたまた【タイマイ】が登場。
“カ“メじゃなくて、”サ“メが見たいのですけど・・・

 ちなみに水面休息中には常に【アオウミガメ】がクルーズ船に周囲に現れ、バナナや野菜のエサをおねだりしているようでした。

 本当にこの日はカメDAYだったよな・・・・
 
 そして、今宵もビアタイム・・・(笑)



透明度   15〜20m
水温   27〜28℃


報告者 けんご
 
 




  八杉 明信
タイ・プーケット






小物から大物までダイナミックなダイビング シミランダイブクルーズ


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